反省
「反省しなさい」などのように使う「反省」という言葉。
「反省」は、音読みで「はんせい」と読みます。
「反省」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「反省」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
反省の意味
「反省」には次の意味があります。
・自分のしてきた言動をかえりみて、その可否を改めて考えること。（出典：デジタル大辞泉）
「反省」をわかりやすく言うと「自分のよくなかった点を認めて、改めようと考えること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・彼はひそかにいつかは兄に反省させ、思い知らせてやろうと思っていた。
（出典：モーパッサン／杉捷夫訳『ピエールとジャン』）
・こんなことをして何になるのかと、時には反省してみる気分にもなる。
（出典：豊島与志雄『好人物』）
・反省と悔悟によってもうすこし正しい心にかえってくれるといいのですが
（出典：ヴェルヌ／大久保和郎訳『グラント船長の子供たち(下) 地の果ての燈台』）
・反省とは過去と未来とが現在において結合することでなければならない。
（出典：西田幾多郎『絶対矛盾的自己同一』）
・神仏と一体になるためには、仏教的に言えば、もちろん反省、瞑想があります。
（出典：大川隆法『悟りの挑戦』上巻）
類語
・内観（ないかん）
意味：内省して自己の仏性・仏身などを観じること。（出典：デジタル大辞泉）
・回想（かいそう）
意味：過去のことをふりかえって思いおこすこと。（出典：デジタル大辞泉）
・自戒（じかい
意味：自分の言動を自分でいましめ慎むこと。（出典：デジタル大辞泉）
・悔恨（かいこん）
意味：過去の言動に関して後悔したり反省したりすることを意味する語。（出典：実用日本語表現辞典）
・後悔（こうかい）
意味：自分のしてしまったことを、あとになって失敗であったとくやむこと。（出典：デジタル大辞泉）
