剛毅果断
「剛毅果断な経営者」などのように使う「剛毅果断」という言葉。
「剛毅果断」は、音読みで「ごうきかだん」と読みます。
「剛毅果断」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「剛毅果断」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
剛毅果断の意味
「剛毅果断」には次の意味があります。
・ 意志が強く、思い切って物事を行うこと。(出典:四字熟語を知る辞典)
意志が強いという意味の「剛毅」と、思い切って事を行うという意味の「果断」を合わせた四字熟語です。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・戦略・戦術に長け、剛毅果断、いずれの武将と比べても劣らなかった。
(出典:池宮彰一郎『本能寺(上)』)
・殊に森は留学時代に日本語廃止論を提唱したほど青木よりも一層徹底して、剛毅果断の気象に富んでいた。
(出典:内田魯庵『四十年前』)
・加藤は島村の剛毅果断を尊重し、島村は加藤の軍政財政の広い行政知識に敬意を表していた。
(出典:豊田穣『海軍軍令部』)
・母阿藍ゆずりの無口で、剛毅果断の性格の美青年。
(出典:パール・バック/大久保康雄訳『大地(2部)』)
・御同様、私立探偵を開業して、剛毅果断、竹を割ったような性格
(出典:高木彬光『顔のない女』)
・剛毅果断にして胆略無双な少女の、思いもよらぬ感謝の言葉に驚いた。
(出典:高橋弥七朗『灼眼のシャナ 第11巻』)
・私の父は、このあたりでは剛毅果断で勇気のある人物で有名だ。