初っ端
「初っ端から災難に見舞われる」などのように使う「初っ端」という言葉。
「初っ端」は、音読みで「しょっぱな」と読みます。
「初っ端」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「初っ端」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
初っ端の意味
「初っ端」には次の意味があります。
・物事のはじめ。最初。(出典:デジタル大辞泉)
「初っ端から災難に見舞われる」は「はじめから災難に見舞われる」と言い換えることができます。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・しかも初っ端から、わしに残されていた最高の武器を奪われてしまった。
(出典:ドイル/秋田元一訳『豪勇ジェラールの冒険』)
・初っ端から人質を取って俺の方を待ち合わせの舞台へ案内させたはず。
(出典:鎌池和馬『新約 とある魔術の禁書目録 第13巻』)
・とりあえず、初っ端から最終手段ですが、作品のことを語っておきます。
(出典:葵せきな『生徒会の三振 碧陽学園生徒会議事録3』)
・そのまま曲が変ったので、マサルは曲の初っ端だけ戸口で踊って見せた。
(出典:中上健次『野性の火炎樹』)
・しかも、すくなくとも初っ端は、自分自身の意志で闘っていたのだった。
(出典:カフカ/谷友幸訳『城(上)』)
類語
・序の口(じょのくち)
意味:物事の始まったばかりのところ。(出典:デジタル大辞泉)
・皮切り(かわきり)
意味:物事のしはじめ。手始め。(出典:デジタル大辞泉)
・開口一番(かいこういちばん)
意味:口を開いてものを言いだすとすぐに。口を開くやいなや。(出典:デジタル大辞泉)
・手始め(てはじめ)
意味:物事にとりかかる第一歩。しはじめ。(出典:デジタル大辞泉)
・当初(とうしょ)
意味:そのことのはじめ。最初。また、その時期。(出典:デジタル大辞泉)