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メリヤスとは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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メリヤス

「メリヤスのシャツ」などのように使う「メリヤス」という言葉。

スペイン語では「medias」と表記します。

「メリヤス」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「メリヤス」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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メリヤスの意味

「メリヤス」には次の意味があります。

機械編みによる編物および編地。ニットとも。日本には16世紀後半から17世紀後半に伝えられ,莫大小,女利安などの字が当てられた。緯(よこ)メリヤスと経(たて)メリヤスがあり,一般に伸縮性がよい。緯メリヤスは1本の糸で1段ずつ横方向に編んだもので,平編み,ゴム編み,パール編みなどがあり,靴下,下着類などに用いる。経メリヤスは多数の経糸をからみ合わせて縦方向に編んだもので,トリコット,ラッシェル,ミラニーズなどがあり,服地,手袋などに用いる。(出典:百科事典マイペディア)

同じ編地のものでも、メリヤスは下着に、ニットはセーターなどと使い分けられます。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・或日クレオパトラ、メリヤスのシャツを着て出演といふことになりさうだ。
(出典:古川緑波『古川ロッパ昭和日記』)

・それでお産の間だけお君はメリヤス工場を休まなければならなかった。
(出典:小林多喜二『父帰る』)

・このメリヤスのシャツや股引が、この頃の若い者の自慢のひとつなのだ。
(出典:三浦綾子『泥流地帯』)

・シャツは和尚が小僧の時分に着たもので、メリヤスのつぎはぎだらけだ。
(出典:水上勉『雁の寺・越前竹人形』)

・ぼくは自分の汚れたメリヤスのスウェターやコール天のズボンが気になった。
(出典:イネス/大門一男訳『蒼い氷壁』)

類語

トリコット
意味:メリヤスの一種。経(たて)糸が相互にからんでほつれにくく、地が密で,透し模様など変化ある編み方ができる。毛、綿、化繊、合繊によるものがあり、下着、靴下、手袋、セーターなど用途が広い。またトリコット織は伸縮性に富む毛織物で、組織は二重織。婦人服地などにする。(出典:百科事典マイペディア)

ポプリン
意味:一般に約40番手ぐらいの単糸を使い、やや緯畝(よこうね)のある平織に織った織物。これと同様な生地(きじ)にブロードがあるが、60番手以上の双糸を使っていることが多く、ポプリンより高級品である。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))

ボイル
意味:やや強撚 (よ) りの糸で、密度をあらく透かしをつくった薄地平織物。原糸は各種繊維の細番手糸で、ほかに変化組織の搦織 (からみおり) など、原糸や柄により各種ある。用途は婦人子供服、ブラウス、着尺、肌着、スカーフ、カーテンなど。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)

金巾カナキン
意味:堅く縒(よ)った糸で織った、目の細かい、薄地の綿布。普通平織で、二七番手以上の綿糸を使う。使用糸の番手にしたがって呼び方も種々あり、用途も広い。敷布・裏地・肌着用。キャラコ、プリント、クロス、モスリン、パーケルの呼び名もある。(出典:精選版 日本国語大辞典)

サージ
意味:広く一般に使われる実用的な織物の一つで、もと梳毛(そもう)糸を使った毛織物が多かったが、現在では化合繊によるものがほとんどである。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))

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