処世術
「処世術を学ぶ」などのように使う「処世術」という言葉。
「処世術」は、音読みで「しょせいじゅつ」と読みます。
「処世術」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「処世術」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
処世術の意味
「処世術」には次の意味があります。
・巧みな世渡りの方法。(出典:デジタル大辞泉)
わかりやすく言うと、生きていくうえでの世間との付き合い方になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・でも考えようによっては、処世術として一番大切なことを身につけられたのだ。
(出典:日明恩『埋み火』)
・近頃彼は何かにつけて権右衛門の処世術を見習わねばならぬと思っている。
(出典:織田作之助『俗臭』)
・考え方というよりは処世術と言った方がよいのかもしれない。
(出典:西尾維新『零崎双識の人間試験(全話)』)
・処世術を破壊し拒否する男に処世術の枠をはめこもうとしてもだめである。
(出典:原口統三『二十歳のエチュード』)
・図体ばかりで頭は軽いと言われ続けてきた男の、それが処世術でもあった。
(出典:福井晴敏『∀ガンダム(下)』)
類語
・遊泳(ゆうえい)
意味:世間をうまく渡ること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・立ち回り(たちまわり)
意味:振る舞い。特に、自分が有利になるような行動。(出典:デジタル大辞泉)
・世渡り(よわたり)
意味:生活していくこと。よすぎ。渡世。(出典:デジタル大辞泉)