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冷汗三斗とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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冷汗三斗

「冷汗三斗の思い」などのように使う「冷汗三斗」という言葉。

「冷汗三斗」は、音読みで「れいかんさんと」と読みます。

「冷汗三斗」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「冷汗三斗」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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冷汗三斗の意味

「冷汗三斗」には次の意味があります。

恐ろしかったり、はずかしかったりして、ひどくひやあせをかくこと。ひやあせが三斗も出るかと思うほどのはずかしい思いをすること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

一斗は約一八リットルの量です。ここでは大量の冷や汗をかく例えとして「三斗」が使われています。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・実際は自分でもどうだったかわからないのだから、いよいよ以て冷汗三斗である。
(出典:夢野久作『お茶の湯満腹談』)

冷汗三斗、いいえ、いま思い出しても、きりきり舞いをしたくなります。
(出典:太宰治『人間失格』)

・前嗣は鋭い針で胸を貫かれたような痛みを覚え、冷汗三斗の思いをしながら奉書に目を落とした。
(出典:安部龍太郎『戦国秘譚 神々に告ぐ(下)』)

・幽霊のこわさなどもその通りで、現実に幽霊を見たなどという人はまああるまいが、しかし夢の中で死んだ人間に逢って、冷汗三斗の思いをしなかった人もまた、一人もないだろう。
(出典:山田風太郎『死言状』)

・戦後間もなくの「ビリチスの歌」を頂だいした時なぞ、次のような腰折れを以て御礼辞にかえたことなぞ、今にして思えば全く冷汗三斗である。
(出典:坂口謹一郎『古酒新酒』)

類語

忸怩(じくじ)
意味:自分の行ないなどについて、自分で恥ずかしく思うさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)

慚愧(ざんぎ)
意味:恥じること。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))

穴があったら入りたい(あながあったらはいりたい)
意味:身を隠したいくらいに恥ずかしい。(出典:デジタル大辞泉)

慄然(りつぜん)
意味:恐れおののくさま。恐ろしさにぞっとするさま。(出典:デジタル大辞泉)

恐れ戦く(おそれおののく)
意味:恐ろしさのためにからだが震える。ひどく恐れる。(出典:デジタル大辞泉)

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