冒険
「冒険的な考え」などのように使う「冒険」という言葉。
「冒険」は、音読みで「ぼうけん」と読みます。
「冒険」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「冒険」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
冒険の意味
「冒険」には次の意味があります。
・危険をおかして行なうこと。成否の確実でない事をあえて行なうこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
二字熟語の構成の通り、危険を冒して物事を行うことを意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そしてこの男がどういう冒険に出て行きつつあるのかもよく知っていた。
(出典:アンダスン/山屋三郎訳『ワインズバーグ・オハイオ』)
・冒険好きな子供なら聞かずにいられないような、よくできた物語だった。
(出典:ジョン・ヴァーリイ『ブルー・シャンペン』)
・私の冒険は町の噂になり、誰もが直接に私の口から話を聞きたがった。
(出典:ヴィドック/三宅一郎訳『ヴィドック回想録』)
・あたしの見るところでは、あなたの生活が、もう一つの冒険だと思ふわ。
(出典:岸田国士『恋愛恐怖病(二場)』)
・たぶん、おまえがここで経験した冒険とは少しばかりちがうだろうがね。
(出典:サド/大場正史訳『ソドムの百二十日』)
類語
・暴挙(ぼうきょ)
意味:乱暴な振る舞い。不法な行動。無謀な企て。(出典:デジタル大辞)
・危ない橋を渡る(あぶないはしをわたる)
意味:危険な手段をとる。特に、承知で法律に違反するような行為を行う。(出典:デジタル大辞泉)
・横車を押す(よこぐるまをおす)
意味:道理に合わないことを無理に押し通す。横に車を押す。(出典:デジタル大辞泉)
・横紙破り(よこがみやぶり)
意味:自分の思ったとおりを無理に押し通そうとすること。また、そのような人。(出典:デジタル大辞泉)
・アドベンチャー(adventure)
意味:冒険。(出典:デジタル大辞泉)