健闘
「健闘をたたえる」などのように使う「健闘」という言葉。
「健闘」は、音読みで「けんとう」と読みます。
「健闘」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「健闘」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
健闘の意味
「健闘」には次の意味があります。
・困難に屈せず、がんばって闘うこと。不利な条件があるのによく努力すること。(出典:デジタル大辞泉)
「健闘」をわかりやすく言うと「試合等において、実力差が大きいなど大変な条件がある中でも、がんばって戦うこと」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そんな参加者の中で、軽音楽部の面子は比較的に健闘しているようだった。
(出典:賀東招二『フルメタル・パニック!短編集6 あてにならない六法全書?』)
・たった一つの戦闘に勝利したことを全員で大いに喜び、健闘を称えあっていた。
(出典:九里史生『SAO-Web-外伝6-1』)
・東洞窟では海軍部隊と南部隊が、ここでも多数の死傷者を出しながら健闘していた。
(出典:角田房子『一死、大罪を謝す』)
・これで三戦目の選手が健闘すれば、まだ優勝の望みもあるのだ。
(出典:喬林知『今日からマ王 第8巻 「天にマのつく雪が舞う!」』)
・伝蔵は二、三人を相手になお健闘していましたが、討取られてしまいました。
(出典:海音寺潮五郎『寺田屋騒動』)
類語
・敢闘(かんとう)
意味:勇敢に戦うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・善戦(ぜんせん)
意味:実力を十分に発揮してよく戦うこと。じょうずに戦うこと。多く、力の弱いほう、負けたほうの戦いぶりにいう。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・快進撃(かいしんげき)
意味:敵を攻撃しながら勢いよく前進すること。非常に調子よく勝ち進むこと。(出典:デジタル大辞泉)
・大暴れ(おおあばれ)
意味:ひどく暴れること。また比喩的に、大胆なふるまいや、人を驚かせるような大活躍。(出典:デジタル大辞泉)
・活躍(かつやく)
意味:めざましく活動すること。(出典:デジタル大辞泉)