健やか
「健やかに育つ」などのように使う「健やか」という言葉。
「健やか」は、訓読みで「すこやか」と読みます。
「健やか」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「健やか」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
健やかの意味
「健やか」には次の意味があります。
・からだが丈夫で元気なさま。心身が健全であるさま。(出典:デジタル大辞泉)
「健やか」をわかりやすく言うと「心身ともに健康である様子」という意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・君のように健やかな、だれからも愛されて育ってきたのだろう少年などには。
(出典:篠田真由美『未明の家 建築探偵桜井京介の事件簿』)
・クリスマスツリーにならずに、健やかな若木であれ、と私は提案したい。
(出典:森瑤子『恋愛論』)
・ただ以前の健やかに暮らしていた頃のその頃の私に戻った訳では決してない。
(出典:京極夏彦『狂骨の夢』)
・十時近くなると皆は五分ずつバック台をやってそして健やかな眠りについた。
(出典:久米正雄『競漕』)
・生きるか死ぬかが、健やかか否かぐらいにまでもり返して来ていたのだ。
(出典:阿久悠『続・瀬戸内少年野球団紅顔期』)
類語
・健康(けんこう)
意味:体のどの部分にも悪いところがなく、元気で丈夫なこと。(出典:日本国語大辞典)
・健全(けんぜん)
意味:からだに悪いところがなく丈夫なこと。(出典:日本国語大辞典)
・丈夫(じょうぶ)
意味:身に少しの疾患、損傷もなく元気であるさま。(出典:日本国語大辞典)
・達者(たっしゃ)
意味:心身、あるいはからだのある部分が丈夫でしっかりしていること。(出典:日本国語大辞典)
・健勝(けんしょう)
意味:健康で元気なこと。(出典:デジタル大辞泉)