侵略
「他国を侵略する」などのように使う「侵略」という言葉。
「侵略」は、音読みで「しんりゃく」と読みます。
「侵略」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「侵略」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
侵略の意味
「侵略」には次の意味があります。
・他国に攻め入って土地や財物を奪い取ること。武力によって、他国の主権を侵害すること。(出典:)
わかりやすく言うと「軍事力を使って他国に攻め入る」という意味になります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・彼らは今日チリの侵略的な動きに抵抗しているのと同様当時も抵抗した。
(出典:ヴェルヌ/大久保和郎訳『グラント船長の子供たち(上) 地の果ての燈台』)
・日本は中国で戦っていますが、これは単なる侵略のためではありません。
(出典:豊田穣『松岡洋右――悲劇の外交官――(下)』)
・これがクリアーンドの侵略の成功を説明するひとつの答えかも知れない。
(出典:ハーラン・エリスン『ステンレス・スチール・ラット シリーズ(全5巻) 2 ステンレス・スチール・ラットの復讐』)
・こうして敵は、スパイと侵略のための巧妙な設備を完成させていたのだ。
(出典:ルブラン/大友徳明訳『オルヌカン城の謎』)
・日本はアメリカやイギリスを侵略しようと意図したのではなかった。
(出典:竹内好『近代の超克』)
類語
・進出(しんしゅつ)
意味:勢力拡張・新分野開拓のために乗り出すこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・攻略(こうりゃく)
意味:攻撃して奪い取ること。攻め落とすこと。(出典:デジタル大辞泉)
・征服(せいふく)
意味:武力で敵を負かし、支配下におくこと。(出典:デジタル大辞泉)
・占領(せんりょう)
意味:他国の領土を武力によって自国の支配下に置くこと。(出典:デジタル大辞泉)
・侵入(しんにゅう)
意味:他の領分に、不法に押し入ること。無理にはいりこむこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)