体言止め
「体言止めで文章を書くこと」などのように使う「体言止め」という言葉。
「体言止め」は、音読みで「たいげんどめ」と読みます。
「体言止め」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「体言止め」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
体言止めの意味
「体言止め」には次の意味があります。
・和歌・俳諧などで、最後の句を体言で終わらせること。余韻・余情を生じさせる効果がある。(出典:デジタル大辞泉)
体言(名詞)にて文章や言葉を終わらせることを意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・その特徴的な体言止めは、いや、その前に体言止めという意味を整理しておこう。
(出典:花村萬月『ブルース』)
・とくに難解なことばもなければ、ことさらな形式や技巧をこらしているところもなく、体言止めであるけれども、固い強い調子にならず、静かに落ちついている。
(出典:久保田正文『百人一首の世界』)
・体言止めも、こういう風に使うとピタッとキマる。
(出典:糸井重里『糸井重里の萬流コピー塾』)
類語
・修辞法(しゅうじほう)
意味:修辞に関する法則や、修辞の方法。(出典:デジタル大辞泉)