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伝承とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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伝承

「日本の神話は古い伝承のひとつだ」などのように使う「伝承」という言葉。

「伝承」は、音読みで「でんしょう」と読みます。

「伝承」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「伝承」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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伝承の意味

「伝承」には次の二つの意味があります。

1 伝え聞くこと。人づてに聞くこと。
2 ある集団の中で、古くからあるしきたり・信仰・風習・言い伝えなどを受け継いで後世に伝えていくこと。また、そのようにして伝えられた事柄。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

伝承の意味①「伝え聞くこと。人づてに聞くこと。」

「伝承」の一つ目の意味は「伝え聞くこと。人づてに聞くこと。」です。

つまり「伝承」とは、他の人から聞いた話のことです。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・噂や伝承になるとすれば、確実性のない数多くの説を生み出すはずなのだ。
(出典:菊地秀行『トレジャー・ハンター7 エイリアン妖山記』)

・金成マツが伝承してくれたユーカラの量は、決して少ないものではない。
(出典:知里真志保『金成マツとユーカラ』)

・それはブラウマイスターや料理人などの経験から伝承されたものです。
(出典:野中郁次郎/紺野登『知識経営のすすめ』)

・知識の組織的な普及伝承の形式が科学なのである。
(出典:戸坂潤『科学論』)

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類語

伝え話(つたえばなし)
意味:人づてに聞いた話。(出典:デジタル大辞泉)

言伝(ことづて)
意味:間接に人から伝え聞くこと。また、伝え聞いた話。伝聞。(出典:デジタル大辞泉)

伝言(つてこと)
意味:言い伝える言葉。ことづて。でんごん。また、うわさ。(出典:デジタル大辞泉)

伝聞(でんぶん)
意味:人から伝え聞くこと。また、その内容。(出典:デジタル大辞泉)

伝承の意味②「ある集団の中で、古くからあるしきたり・信仰・風習・言い伝えなどを受け継いで後世に伝えていくこと。また、そのようにして伝えられた事柄。」

「伝承」の二つ目の意味は「ある集団の中で、古くからあるしきたり・信仰・風習・言い伝えなどを受け継いで後世に伝えていくこと。また、そのようにして伝えられた事柄。」です。

つまり「伝承」とは、特定の人たちの中で、信仰や風習などを言い伝えとして語り継ぎ伝えていくことや、伝えられてきた話のことです。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・たとえ即身仏の伝承が残っていなくても、現実にあれば結果は一緒です。
(出典:高橋克彦『即身仏(ミイラ)の殺人』)

・もつと適切に言へば、神の語なるが故の、失ふ事の出来ない伝承である。
(出典:折口信夫『日本文学の発生』)

・古流の多くは、その形のみを残し、形のみが伝承されている場合が多い。
(出典:夢枕獏『東天の獅子 第一巻 天の巻・嘉納流柔術』)

・そういう伝承があった土地に江戸時代になってから再建したということだろう。
(出典:高橋克彦『幻少女』)

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類語

言伝え(いいつたえ)
意味:昔から口づてに伝えられてきた事柄。口碑。伝説・ことわざなど。(出典:デジタル大辞泉)

伝説(でんせつ)
意味:言い伝えること。言い伝えられること。また、うわさ。風聞。(出典:デジタル大辞泉)

俗伝(ぞくでん)
意味:世間で言い伝えられている事柄。また、その言い伝え。(出典:デジタル大辞泉)

口碑(こうひ)
意味:《石碑のようにながく後世にのこる意》古くからの言い伝え。伝説。(出典:デジタル大辞泉)

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