介護
今やニュースでもよく聞く「介護」。
「介護」という言葉が使用されるようになったのは、1970年代からの障害者による公的介護保障の要求運動からです。
少子高齢化が進む日本にとって、今や「介護」は切っても切れない言葉といえます。
この記事では「介護」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
介護の意味
「介護」には次の意味があります。
・高齢者・病人などを介抱し世話をすること。(出典:大辞林)
「介護」を分かりやすく言うと、「日常生活を送ることが難しい人に対して、自立した生活が送れるように援助する」という意味です。
「自立」とは、一人で物事を行うことをいいます。
具体的な使い方や例文は下記の通りです。
使い方・例文
・だって、ふつうの家で何年も植物状態の人間を介護するなんて無理だよ。
(出典:九里史生『SAO Web 01』)
・泉老夫婦は民間の介護老人施設で暮らしており、自宅はない。
(出典:柄刀一『400年の遺言 死の庭園の死』)
・言われてみれば、わたしは大学二年と三年の時老人介護をしていた。
(出典:五十嵐貴久『土井徹先生の診療事件簿』)
・介護の問題が、ついに自分の身にも降りかかってきたというわけだ。
(出典:唯川恵『不運な女神』)
・老人一人に対して社会が負担する医療・介護費用はかなりの額に上るからです。
(出典:柳美里『自殺』)