人身事故
「人身事故が起きた」などのように使う「人身事故」という言葉。
「人身事故」は、音読みで「じんしんじこ」と読みます。
「人身事故」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「人身事故」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
人身事故の意味
「人身事故」には次の意味があります。
・交通事故などで、人が負傷、または死亡した事故をいう。(出典:精選版 日本国語大辞典)
電車や車との事故が多いですが、自転車と人との事故も人身事故に入ります。
人ではなく物との事故の場合は「物損事故」と言います。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・彼は免許をとったばかりで人身事故を起こし、子供を一人轢き殺していた。
(出典:宮部みゆき『レベル7』)
・私は初めての人身事故に動転して、正常な判断力を失っていました。
(出典:森村誠一『ホーム アウェイ』)
・十年以上前、一度人身事故を起こしてから恐ろしくなって車に乗っていなかった。
(出典:牧野修『だからドロシー帰っておいで』)
・世良が泊りの夜、またしても白石街道付近で人身事故が発生した。
(出典:東野圭吾『天使の耳』)
・ところが途中で、「人身事故のため」とかで、電車がストップしてしまったのだ。
(出典:赤川次郎『僕らの課外授業』)
・やっぱり、JRの人身事故の影響で遅れているのだろうか。
(出典:今野緒雪『マリア様がみてる 13 真夏の一ページ』)
・そればかりでなく、同様にして人身事故も多い場所だ。
(出典:小野不由美『屍鬼(上)』)
・一週間程前に、トラックが欄干の角に当たったが、人身事故ではなかったので、運転手は警察に届けずそのまま行ってしまった。
(出典:上野正彦『死体は告発する』)