不本意
「ふほんい」と読みます。
「不本意な~」「不本意ながら~」などと使われる「不本意」という言葉。
ビジネスシーンから日常生活まで、さまざまな場面で使われる「不本意」ですが、どのような意味なのでしょう?
この記事では「不本意」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
不本意の意味
「不本意」には次の意味があります。
・本意に反すること。自分の望むところでないこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「不本意」をわかりやすく言うと「自分の本当の気持ちではないこと」というような意味になります。
このような意味になる場面に直面したときに「不本意」という言葉を使うことができます。
具体的な使い方や例文は下記の通りです。
使い方・例文
・不本意ながらとりあえず助けを求めるためにその場から動こうとして。
(出典:五十嵐雄策『乃木坂春香の秘密 第16巻』)
・ここは悪い相手にぶつかったと思って、不本意でも頭を下げたらどうかな。
(出典:今野緒雪『お釈迦様もみてる 01 紅か白か』)
・だとしても、いきなり面と向かっていわれるのは不本意だった。
(出典:田中芳樹『鏡』)
・不本意なことではあるが、ここで働く時期が終わったのだ。
(出典:清水義範『いい奴じゃん』)
・次々に浴びせかけられる質問に、ボクは不本意ながらたじたじとなった。
(出典:吉田修一『最後の息子』)
・彼としては不本意だが、しばらくは共同戦線をはるしかなかった。
(出典:小沢淳『ムーン・ファイアー・ストーン2 銅の貴公子』)