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一子相伝とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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一子相伝

「一子相伝の奥義」などのように使う「一子相伝」という言葉。

「一子相伝」は、音読みで「いっしそうでん」と読みます。

「一子相伝」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「一子相伝」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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一子相伝の意味

「一子相伝」には次の意味があります。

学問や技芸などの師が、その奥義や本質を自分の子どもの中のひとりにだけ伝えて、他の者には秘密にすること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

自分の子供である一人に対して、これからずっと引き継いでもらうことを念頭に置いて技術や知識を伝えることを意味します。
「自分の子供」とは書きましたが、広義には血の繋がった子供ではなくとも、教え子や部下も対象になります。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・即ち私のガラス絵描法というのは決して一子相伝法の秘法ではありません。
(出典:小出楢重『楢重雑筆』)

・なお、私の家は、先祖代々一子相伝である花柳病専門薬を製造していた。
(出典:小出楢重『めでたき風景)

・桂山流には、男子一子相伝で次の宗主に奥義を伝えるというルールがあります。
(出典:姉小路祐『風水京都・竹の殺人』)

・衛宮くんのところは特殊だから知らないだろうけど、魔術師の家系は一子相伝なの。
(出典:奈須きのこ『Fate/stay night 桜 Heavens Feel NormalEnd -櫻の夢』)

・これは一子相伝で、最高の高弟ですら見ることができなかったものであるから、ここには装飾の手が加わらなかったのではあるまいか。
(出典:坂口安吾『安吾武者修業』)

類語

門外不出(もんがいふしゅつ)
意味:貴重な芸術品などで、めったに他人に見せたり貸したりせず秘蔵すること。また、その物。(出典:デジタル大辞泉)

秘伝(ひでん)
意味:秘密にして、たやすく人に伝えないこと。また、そのもの。奥義。(出典:精選版 日本国語大辞典)

奥義(おうぎ)
意味:学問・技芸・武芸などの最も奥深い大切な事柄。極意。おくぎ。(出典:)

口伝(くでん)
意味:師が、学問や技芸の奥義などを弟子に口で伝えて教え授けること。また、その教え。口授口訣。(出典:)

極意(ごくい)
意味:学問や技芸などで、核心となる大切な事柄。奥義。(出典:デジタル大辞泉)

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