ランナーズハイ
「ランナーズハイの境地」などのように使う「ランナーズハイ」という言葉。
英語では「runner’s high」と表記します。
「ランナーズハイ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「ランナーズハイ」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
ランナーズハイの意味
「ランナーズハイ」には次の意味があります。
・長時間のランニングなどの際に経験される陶酔状態。(出典:デジタル大辞泉)
長く続いた苦しさを乗り越えて訪れる幸福感や、湧き上がる高揚感を指して使われます。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・それとも君はあまりの疲労にランナーズハイ状態になっているのかな。
(出典:鎌池和馬『とある魔術の禁書目録 第6巻』)
・ランナーズハイとはこのことだったのかと今さら思うが、時すでに遅し。
(出典:山崎マキコ『ためらいもイエス』)
・調子のいい日には5kmも走ればアドレナリンがどんどん分泌され、ランナーズハイの状態が訪れる。
(出典:大石圭『自由殺人』)
・ランナーズハイってこんな感じかな、と祐麒は思った。
(出典:今野緒雪『お釈迦様もみてる 2 学院のおもちゃ』)
・ほら、マラソンランナーがゴール近くなると一種恍惚とした表情になりますな。これをランナーズハイと言う。
(出典:泡坂妻夫『毒薬の輪舞』)
・彼の目は、もはやランナーズハイの域にでも達しているかのようだった。
・だがきょうはいくら走ってもランナーズハイは訪れなかった。
(出典:大石圭『自由殺人』)
・品川あたりを通過する頃には、第一集団の走者全員がランナーズハイになっているかのように見えた。