ブービー
「ブービー賞」などのように使う「ブービー」という言葉。
英語では「booby」と表記します。
「ブービー」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「ブービー」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
ブービーの意味
「ブービー」には次の意味があります。
・ゴルフやボウリングなどで、最下位から2番目の順位。(出典:デジタル大辞泉)
本来、英語では最下位を意味しますが、日本では最下位から2番目を意味し、使い方に違いがあります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・トップから八秒遅れ十七位、下から二番目のブービーであった。
(出典:佐藤正明『ホンダ神話 教祖のなき後で(上)』)
・ブービーに大差をつけられて、堂々の独走ビリである。
(出典:内館牧子『愛してると言わせて』)
・過去に、山田風太郎氏の三年連続ブービーという不滅の大記録があるが、なごやかな会である。
(出典:吉行淳之介『犬が育てた猫』)
・ダービーを勝ったあと十一カ月の休養を経て、安田記念、宝塚記念に出走したが、ブービーとしんがり負けに終わり引退した。
(出典:高橋直子『競馬の国のアリス』)
・結果は、うるさいクソ女は、結構、上がっていたものの、役満、満貫に振り込んでしまったのでビリ。私は運よくブービーであった。
(出典:群ようこ『猫と海鞘(ほや)』)
類語
・びり
意味:いちばんあとの順位。最下位。(出典:デジタル大辞泉)
・殿(しんがり)
意味:隊列や順番などの最後。最後尾。(出典:デジタル大辞泉)
・どん尻(どんじり)
意味:最も終わりであること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・キリ
意味:最後のもの。また、最低のもの。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・ワースト
意味:最低。最悪。また、そのもの。(出典:デジタル大辞泉)