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ジェノサイドとは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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ジェノサイド

「ジェノサイドが起きる」などのように使う「ジェノサイド」という言葉。

英語では「genocide」と表記します。

「ジェノサイド」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「ジェノサイド」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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ジェノサイドの意味

「ジェノサイド」には次の意味があります。

民族や国籍,宗教,人種を理由に,ある集団に属する人々を計画的かつ組織的に破壊すること。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)

「genocide(ジェノサイド)」という言葉は、ギリシア語の genos(「人種」「種族」「民族」の意)とラテン語の cide(「殺戮」の意)からつくられた合成語です。
イギリスの法学者ラファエル=レムキンが、ナチスドイツのユダヤ人迫害に対し用いて以降、「集団殺害」「大量殺戮」を意味する言葉として知られるようになりました。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

ジェノサイドのおそろしさは、一時に大量の人間が殺戮されることにあるのではない。そのなかに、ひとりひとりの死がないということが、私にはおそろしいのだ。
(出典:石原吉郎『望郷と海』)

・もしも私たちの国に危害を加えようとなさるなら、蛮行は不要です。ジェノサイドは無意味です。
(出典:吉田修一『最後の息子』)

・戦争も、伝染病も、ジェノサイドも、差別も、迫害もない。
(出典:ベンダサン『日本人とユダヤ人』)

・これが長い時間をかけたジェノサイドの、最終段階に入ろうとしている状態についての記述だということを忘れているのではないか。
(出典:小田亮『レヴィ=ストロース入門』)

・三文が揃えば行くところ意地の張り合いのジェノサイド競争が吹き荒れることになった。
(出典:酒見賢一『泣き虫弱虫諸葛孔明 第弐部』)

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類語

ホロコースト
意味:大虐殺。特に、ナチスによるユダヤ人の大虐殺をさしていう。(出典:精選版 日本国語大辞典)

スローター
意味:虐殺。惨殺。無差別大量虐殺。大虐殺。(出典:デジタル大辞泉)

皆殺し(みなごろし)
意味:ひとり残らず殺すこと。鏖殺。(出典:デジタル大辞泉)

根絶やし(ねだやし)
意味:物事の根本から取り去ること。根絶すること。(出典:デジタル大辞泉)

撲滅(ぼくめつ)
意味:完全にほろぼすこと。ほろぼしたやすこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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