ファイト
「ファイトマネー」などのように使う「ファイト」という言葉。
英語では「fight」と表記します。
「ファイト」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「ファイト」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
ファイトの意味
「ファイト」には次の二つの意味があります。
1 勝負。試合。特に、ボクシングの試合。
2 闘志。戦意。(出典:デジタル大辞泉)
それぞれの意味や使い方については下記の通りです。
ファイトの意味①「勝負。試合。特に、ボクシングの試合。」
「ファイト」の一つ目の意味は「勝負。試合。特に、ボクシングの試合。」です。
「ファイトマネー」や「ファイトスタイル」などの場合はこの意味です。
特に「ボクシングの試合」を意味することが多いです。
小説などでの具体的な使い方は下記の通り。
使い方・例文
・一四歳の女の子が初めてファイトするには、かなり大きい相手だった。
(出典:喜多嶋隆『ビーチサンダルで告白した』)
・リングにあがってファイトが始まると、もうそんなこと意識してないんですよ。
(出典:山際淳司『ナックルボールを風に』)
・ゲームのモニタの中ではストリート・ファイトが繰り広げられていた。
(出典:馳星周『不夜城II鎮魂歌』)
・タイソンのファイトマネーは、軽く一〇〇〇万ドルをこえてしまった。
(出典:山際淳司『ニューヨークは笑わない』)
・ただし負けた場合は、掛け金は全額ファイトした者の負担となる。
(出典:垣根涼介『ヒート アイランド』)
ファイトの意味②「闘志。戦意。」
「ファイト」の二つ目の意味は「闘志。戦意。」です。
スポーツなどで「がんばれ」や「戦え」という意味の掛け声で「ファイト!」ということも多いです。
小説などでの具体的な使い方は下記の通り。
使い方・例文
・彼女はひそかにファイトを燃やすのだった。
(出典:森瑤子『女ざかり』)
・うちの子供は全くファイトがないんですから。
(出典:フォス『日本の父へ』)
・美人が殺されたほうが奥がありそうでファイトが湧く、と。
(出典:つかこうへい『傷つくことだけ上手になって』)
・まったく何がファイト一発か、あんなので船酔いが治まるものか。
(出典:秋山瑞人『ミナミノミナミノ (電撃文庫)』)
・ボクシングだって、ファイトとレフェリーに注意されるのは恥でしょう。
(出典:星新一『おみそれ社会』)