ディベート
「高校生ディベート大会」などのように使う「ディベート」という言葉。
英語では「debate」と表記します。
「ディベート」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「ディベート」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
ディベートの意味
「ディベート」には次の意味があります。
・特定のテーマについて、肯定・否定の二組に分かれて行う討論。(出典:大辞林 第三版)
ディベートの特徴は「肯定・否定の側に分かれて行う」というところです。
ディスカッションとの違いはここにあります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・競争でもディベートでも、情報をもっている者が有利なのはご存じの通りです。
(出典:岩月謙司『男は女のどこを見るべきか』)
・ディベートといわれるものも、日本人は議論が本当は苦手だから、やりたくはない。
(出典:赤瀬川原平『優柔不断術』)
・こいつを、春の全校ディベート大会の時に、自分はさんざんやっつけた。
(出典:水月郁見『たたかう!図書委員』)
・翌朝、代表者が全員の前でプレゼンテーションをし、質疑応答とグループ間でのディベートを行うのだ。
(出典:貴志祐介『黒い家』)
・たとえば、個人としては安楽死に反対でも、ディベートの場では安楽死擁護派として論陣を張ることもあるわけだ。
(出典:宮部みゆき『模倣犯 下』)
類語
・論争(ろんそう)
意味:違った意見をもつ人たちが、それぞれ自分の説の正しさを主張して論じあうこと。(出典:大辞林 第三版)
・論議(ろんぎ)
意味:互いに意見を述べて理非を論じ合うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・問答(もんどう)
意味:問うことと答えること。議論しあうこと。(出典:大辞林 第三版)
・ディスカッション
意味:討論。討議。(出典:大辞林 第三版)
・シンポジウム
意味:ある一つの問題について、二人以上の講演者が異なった面から意見を述べ、かつ聴衆や司会者の質問に答える形式の討論会。(出典:精選版 日本国語大辞典)