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スランプとは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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スランプ

「スランプに陥(おちい)る」などのように使う「スランプ」という言葉。

英語では「slump」と表記します。

「スランプ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「スランプ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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スランプの意味

「スランプ」には次の二つの意味があります。

1 スポーツ、仕事などで、実力が十分出せず、技量や技術がふるわなかったり進展しなかったりして、不調が比較的長く続く状態。不振。
2 経済流通、景気が沈滞すること。
(出典:精選版 日本国語大辞典)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

スランプの意味①「スポーツ、仕事などで、実力が十分出せず、技量や技術がふるわなかったり進展しなかったりして、不調が比較的長く続く状態。不振。」

「スランプ」の一つ目の意味は「スポーツ、仕事などで、実力が十分出せず、技量や技術がふるわなかったり進展しなかったりして、不調が比較的長く続く状態。不振。」です。

一つ目の「スランプ」の意味は、一般的に使用される「今まで好調だったのに不調に陥(おちい)る状態」です。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・しかしたとえスランプだろうと、甘いものには手を出さないようにする。
(出典:林真理子『美女入門 PART3』)

・つまりは芸術家として駄目なのか、単にスランプと呼ぶべき性質のものか?
(出典:五味康祐『西方の音』)

・軽いスランプなら私にも経験があるが、自分でもわからないしろものである。
(出典:星新一『きまぐれフレンドシップ PART1』)

・このスランプから脱出するために、どうしたらいいかと私は考えた。
(出典:石川達三『心に残る人々』)

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類語

・不調(ふちょう)
意味:調子が悪いこと。思わしくないこと。(出典:デジタル大辞泉)

・不振(ふしん)
意味:勢いや成績、業績などがふるわないこと。ふるいたたないこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

・乱調(らんちょう)
意味:調子を乱すこと。また、乱れた調子やそのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)

・停滞(ていたい)
意味: 同じところにとどまりとどこおること。物事がはかどらないこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

スランプの意味②「経済流通、景気が沈滞すること。」

「スランプ」の二つ目の意味は「経済流通、景気が沈滞すること。」です。

二つ目の「スランプ」の意味は、経済分野での「景気停滞」を指します。
一つ目の「スランプ」の意味と基本的に似ているので覚えやすいです。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・政府は、スランプに陥った日本経済を立て直すべく、景気刺激策を打ち出した。

・2008年のリーマンショック後、世界経済はスランプに陥り、未だに混沌の中にいるという有識者も少なからず存在する。

・新型コロナウイルスによる経済のスランプが懸念されたが、現在時点ではデジタルの急速な発展により経済は持ち直している。

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類語

・不況(ふきょう)
意味:経済の全体的な活動状態が沈滞していること,またはその時期のこと。(出典:世界大百科事典 第2版)

・不景気(ふけいき)
意味:経済活動に活気がないこと。(出典:デジタル大辞泉)

恐慌(きょうこう)
意味:生産過剰などの原因により、景気が一挙に後退する現象。(出典:デジタル大辞泉)

・空景気(からげいき
意味:表面だけは景気がよさそうに見えること。また、無理に景気がよさそうに見せかけること。(出典:デジタル大辞泉)

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