シニア
「シニア割引」などのように使う「シニア」という言葉。
英語では「senior」と表記します。
「シニア」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「シニア」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
シニアの意味
「シニア」には次の二つの意味があります。
1 年長者。上級生。上級者。
2 高齢者。(出典:デジタル大辞泉)
それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。
シニアの意味①「年長者。上級生。上級者。」
「シニア」の一つ目の意味は「年長者。上級生。上級者。」です。
この場合の「シニア」は年齢を問いません。
単に「上の者」という意味の言葉です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・二人とも看護婦の中ではシニアクラスで二十代後半の年齢である。
(出典:藤原作弥『聖母病院の友人たち ―肝炎患者の学んだこと―』)
・シニアでは東京一の投手と評判だった三浦に、護堂は言ったものだ。
(出典:丈月城『カンピオーネ! 03 はじまりの物語』)
・第一、こんな時間には、シニア・スクールのガキだって野球なんてしない。
(出典:矢作俊彦『東京カウボーイ』)
・反則負けでシニア大会を追い出された負け犬に、語る言葉などありはしないのだ。
(出典:竹宮ゆゆこ『とらドラ・スピンオフ3! 俺の弁当を見てくれ』)
類語
・年長(ねんちょう)
意味:年齢が上であること。また、そのさまや、その人。としうえ。(出典:デジタル大辞泉)
・上級(じょうきゅう)
意味:階級・等級が上であること。また、上の等級・階級。(出典:大辞林 第三版)
・上級生(じょうきゅうせい)
意味:上の学年の生徒。(出典:大辞林 第三版)
・上位(じょうい)
意味:高い地位・順位。(出典:大辞林 第三版)
シニアの意味②「高齢者。」
「シニア」の二つ目の意味は「高齢者。」です。
この意味の「シニア」は、明確な年齢基準はありませんが、いわゆる「お年寄り」を指します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・もうそろそろ八歳になるシニア犬ですが、いつまでも長生きしてください。
(出典:五十嵐雄策『乃木坂春香の秘密 第01巻』)
・シニアツアーは五〇歳以上のプロゴルファーで構成されている。
(出典:山際淳司『ダブルボギークラブへようこそ』)
・ハイライトは七十二歳のとき、大箱根の東日本シニア・コンペに出てネット七〇で優勝し、首相杯を獲得したことである。
(出典:吉田満『戦中派の死生観』)
・案内などの文字を大きくするなどの、高齢者向けのものをもう一種類つくるとかいうのはアリだと思うんですが、シニア用のホテルってマスコミには取り上げられるかもしれないけど、お客さんに近いかというと、そんなことないかなと思います。
(出典:金益見『ラブホテル進化論』)
類語
・オールド
意味:他の外来語の上に付いて、「年とった」「古い」「年を経た」の意を表す。 (出典:大辞林 第三版)
・老齢(ろうれい)
意味:年とっていること。老年。高齢。(出典:デジタル大辞泉)
・シルバーエージ
意味:高齢者層。老年層。(出典:デジタル大辞泉)
・老い(おい)
意味:年とった人。老人。(出典:デジタル大辞泉)