サーカス
「サーカスを見に行く」などのように使う「サーカス」という言葉。
英語では「circus」と表記します。
「サーカス」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「サーカス」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
サーカスの意味
「サーカス」には次の意味があります。
・動物と人間の曲芸を主にした、多くは旅回りの見世物。また、その一座。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「サーカス」とは、一般的に円形の劇場で催され、その周りを観客が囲む形で見物します。動物や人間が様々な曲芸を披露し、ピエロも登場したりして盛り上げます。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・夕方になってサーカスが始まった頃、部屋の中で膝を抱えて時計を眺めた。
(出典:奈須きのこ『歌月十夜-1 本編』)
・この男の仕打ちを知らぬものはサーカスの中に一人もおりませんでした。
(出典:A・C・ドイル『新潮文庫 シャーロックホームズ全集 覆面の下宿人』)
・だからもうぼくの心の中のサーカスは日本にも世界にもどこにもないのである。
(出典:横尾忠則『なぜぼくはここにいるのか』)
・私たちは五人ずつサーカス組とパン組にわかれ、私はサーカス組だった。
(出典:柳美里『水辺のゆりかご』)
・そして中原はそれをサーカス小屋の汚れ木綿の中に現前させるのである。
(出典:河上徹太郎『日本のアウトサイダー』)
類語
・曲芸(きょくげい)
意味:常人にはできない、身軽さや熟練を必要とする離れ業。(出典:デジタル大辞泉)
・軽業(かるわざ)
意味:綱渡り・はしご乗り・玉乗りなどの曲芸。(出典:デジタル大辞泉)
・アクロバット
意味:曲芸的技能を行う曲芸師や軽業師を意味するとともに,彼らの行う宙返りや玉乗り,ぶらんこ乗りなどの曲芸,軽業といわれる巧技系の運動そのものを意味する。(出典:百科事典マイペディア)
・離れ業(はなれわざ)
意味:普通の人にはできない難しい芸当や振る舞い。(出典:デジタル大辞泉)
・曲技(きょくぎ)
意味:かるわざ風の技術。(出典:精選版 日本国語大辞典)