サラマンダー
「サラマンダーの炎」などのように使う「サラマンダー」という言葉。
「サラマンダー」は、英語で「salamander」と書きます。
「サラマンダー」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
サラマンダーの意味
「サラマンダー」には次の意味があります。
・西洋の伝説上の動物。火中に住むヘビ・トカゲの類で、火の精と信じられていた。(出典:精選版 日本国語大辞典)
古代ギリシア時代より,火の中にすむとされたトカゲを指します。
その身体が冷たいので火を消すことができると信じられ、そこで現在では清流にすむ同じ形状のサンショウウオを指す英語として使われます。
また、石綿(アスベスト)のことを「サラマンダーの毛」と称することもあります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・二番目のサラマンダーが吐いた炎の息をかわし切れなかったに違いない。
(出典:水野良『ロードス島戦記 2 炎の魔神』)
・サラマンダーとは我々の国で伝えられているような獣類ではない。
(出典:マルコ・ポーロ/青木富太郎訳『東方見聞録』)
・ここまで鮮やかで大きい炎の尻尾は、間違いなく火竜山脈のサラマンダーよ?
(出典:ヤマグチノボル『ゼロの使い魔 第1巻 (行抜けなど大幅修正 )』)
・サラマンダーを使ったとき、小さな虫たちが焼け死に、下生えの草たちも燃えていた。
(出典:水野良『ロードス島戦記 外伝「ハイエルフの森 ディードリット物語」』)
・サラマンダーということばを思い出したよ。
(出典:横溝正史『悪魔の設計図』)
類語
・山椒魚(さしょううお)
意味:両生類有尾目サンショウウオ科に属する動物の総称。体長一〇~一八センチメートルぐらいで、形はイモリに似ている。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・井守(いもり)
意味:広義には両生綱有尾目イモリ亜目、狭義にはそのうちのイモリ科に属する種の総称であるが、日本ではアカハライモリの通称としても用いられる。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))
・両生類(りょうせいるい)
意味:両生綱の脊椎動物の総称。魚類と爬虫類との間に位置し、幼時は水中でえら呼吸をし、変態後は肺呼吸をする。(出典:デジタル大辞泉)
・石綿(いしわた)
意味:繊維状の鉱物。蛇紋石が多いが、角閃石もある。熱・電流の不良導体で建築物などの耐火材・保温材に使用。(出典:デジタル大辞泉)
・四大精霊(しだいせいれい)
意味:地・水・風・火の四大元素の中に住まう目に見えない自然の生きもの、あるいは四大元素のそれぞれを司る四種の霊である。(出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 )