コンチェルト
「コンチェルトをきく」などのように使う「コンチェルト」という言葉。
英語では「concerto」と表記します。
「コンチェルト」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「コンチェルト」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
コンチェルトの意味
「コンチェルト」には次の意味があります。
・協奏曲。コンツェルト。(出典:デジタル大辞泉)
「コンチェルト」は「協奏曲」と同じ意味です。
ひとつ、または複数の独奏楽器と弦楽器によって演奏される楽曲を表す言葉です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ある時ドイツのニュルンベルグのオーケストラとコンチェルトをやった。
(出典:岩城宏之『棒ふりのカフェテラス』)
・いつもは耳障りなコンチェルトが、今日に限ってはなぜか心地よかった。
(出典:中野順一『セカンド・サイト』)
・いつの間にかラジオの音楽は、ピアノコンチェルトに変わっていた。
(出典:小川洋子『薬指の標本』)
・ちょうどボッケリーニのコンチェルトの中程を弾いていたときのことだった。
(出典:篠田節子『ハルモニア』)
・彼女の父親のレコード・コレクションの中で僕がいちばん愛好したのはリストのピアノ・コンチェルトだった。
(出典:村上春樹『国境の南、太陽の西』)
類語
・プレリュード
意味:前奏曲。(出典:デジタル大辞泉)
・フーガ
意味:一つ、あるいは複数の主題が次々と複雑に模倣・反復されていく対位法的楽曲。(出典:デジタル大辞泉)
・合奏協奏曲(がっそうきょうそうきょく)
意味:数個の独奏楽器からなる小合奏群と弦合奏中心の大合奏群とによって演奏される協奏曲。(出典:デジタル大辞泉)
・シンフォニー
意味:交響曲。(出典:デジタル大辞泉)
・即興曲(そっきょうきょく)
意味:即興的な気分をもつ器楽小品。(出典:デジタル大辞泉)