カプチーノ
「喫茶店でカプチーノを注文する」などのように使う「カプチーノ」という言葉。
「カプチーノ」は、イタリア語で「cappuccino」と書きます。
「カプチーノ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「カプチーノ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
カプチーノの意味
「カプチーノ」には次の意味があります。
・スプレッソコーヒーに、蒸気で温めながら泡立てた牛乳(スチームドミルクフォーム)を加えた飲み物。香りづけにシナモンなどを添える。(出典:デジタル大辞泉)
イタリアで一般的なコーヒーの飲み方です。
バリスタなどがこの表面に泡とコーヒーで文様や絵柄を描いたものを「ラテアート」と言います。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・空いている席に座ると、俺たちに挨拶する間も与えずにカプチーノを注文した。
(出典:三上延『ビブリア古書堂の事件手帖 3 〜栞子さんと消えない絆〜』)
・六つの時のこと、私はカプチーノ寺のそばで、年下の子供たちと遊んでいた。
(出典:アンデルセン/神西清訳『即興詩人(上)』)
・できあがったばかりのカプチーノを手に、聡史郎は声の主を玄関に迎えに行く。
(出典:桜坂洋『よくわかる現代魔法 第5巻 たったひとつじゃない冴えたやりかた』)
・「そういえば、そんな顔してるかも」 令子は、カプチーノを一口飲んだ。
(出典:機本伸司『神様のパラドックス』)
・口にふくんだカプチーノがはっきりとした爆煙の味になった。
(出典:冲方丁『マルドゥック・スクランブル The First Compression 圧縮』)
類語
・カフェマキアート(caffè macchiato)
意味:エスプレッソに蒸気などで泡立てた少量の牛乳を加えたもの。「マキアート」と略す。「マキアート」は「染みがついた」という意。(出典:飲み物がわかる辞典)
・カフェラテ(caffè latte)
意味:コーヒーに温めた牛乳を加えたもの。コーヒーはエスプレッソを用いることが多い。◇「カフェラッテ」ともいう。「ラッテ」は「牛乳」の意。(出典:飲み物がわかる辞典)
・エスプレッソ(espresso)
意味:コーヒー粉に高圧蒸気を通していれた濃いコーヒー。また、その器具。(出典:デジタル大辞泉)
・ウインナコーヒー(Vienna coffee)
意味:泡立てた生クリームを浮かせた濃いコーヒー。ウィーン風コーヒー。(出典:デジタル大辞泉)
・アイリッシュコーヒー(Irish coffee)
意味:アイルランド風のコーヒー。濃いめのホットコーヒーにウイスキー・砂糖を加えて、上に生クリームを浮かせる。(出典:デジタル大辞泉)