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カタストロフィとは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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カタストロフィ

「カタストロフィが起こる」などのように使う「カタストロフィ」という言葉。

ギリシャ語で「倒す」を意味する「katastrophē」に由来します。

「カタストロフィ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「カタストロフィ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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カタストロフィの意味

「カタストロフィ」には次の二つの意味があります。

1自然界および人間社会の大変動。変革。
2劇や小説の悲劇的な結末。破局。(出典:大辞林 第三版)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

カタストロフィの意味①「自然界および人間社会の大変動。変革。」

「カタストロフィ」の一つ目の意味は「自然界および人間社会の大変動。変革。」です。

有名どころでいうと、「ノストラダムスの予言」もカタストロフィの一種とされます。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・予想をはるかに上回るカタストロフィの大きさに、頭がしびれるようだった。
(出典:芦辺拓『月蝕姫のキス』)

・正直に言うと、底意地の悪い喜び、自分も含めてのカタストロフィ願望のようなものを覚えていたと言える。 
(出典:中島らも『今夜、すべてのバーで』)

・あるいはカタストロフィの前兆なのではないかと危惧しながらも不完全なるゆえにいともたやすく危惧に蓋をしてしまうほど、彼らは溺れた。
(出典:姫野カオルコ『ツ、イ、ラ、ク』)

・『愛する時と死する時』とは、全欧州を屍しかばねでうずめ、戦禍の廃墟と化した第二大戦の最後、ナチス・ドイツ崩潰寸前の劇的なカタストロフィをえがいた姉妹編である。
(出典:レマルク/山西英一訳『凱旋門(下)』)

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類語

変災(へんさい)
意味: 事変や災厄。天変地異の災難。(出典:精選版 日本国語大辞典)

災難(さいなん)
意味:思いがけず身にふりかかってくる不幸な出来事。災い。(出典:デジタル大辞泉)

災厄(さいやく)
意味:ふりかかってくる不幸なできごと。わざわい。(出典:精選版 日本国語大辞典)

惨禍(さんか)
意味:天災・人災などによる、むごたらしくいたましい災難。(出典:デジタル大辞泉)

カタストロフィの意味②「劇や小説の悲劇的な結末。破局。」

「カタストロフィ」の二つ目の意味は「劇や小説の悲劇的な結末。破局。」です。

ただし、悲劇にだけ適用されるものではなく、単に劇を結末づける部分をさすとも考えられることもあります。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・中村真一郎が「四季」の中で書いたカタストロフィ前の夏の原型である。
(出典:福永武彦『第六随筆集 秋風日記』)

カタストロフィ点とはこういうものだろう。
(出典:高橋悠治『音楽の反方法論序説』)

・しかし、ルリアがはじめて右のように、創造とは驚くほど退歩的な過程であり、カタストロフィをつねに中心的な出来事として位置づけたのである。
(出典:小岸昭『スペインを追われたユダヤ人 ―マラーノの足跡を訪ねて』)

・やがて、芝居は型のごとくクライマックスに達し、カタストロフィに落ちて、惜しい大団円を結んだ。
(出典:江戸川乱歩『江戸川乱歩全短編03 怪奇幻想』)

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類語

悲劇(ひげき)
意味: 主人公が運命や社会の圧力、人間関係などによって困難な状況や立場に追い込まれ、不幸な結末に至る劇。(出典:デジタル大辞泉)

クライマックス
意味:物事の緊張や精神の高揚が最高に盛り上がった状態。劇・文学作品などで、最も盛り上がったところ。(出典:デジタル大辞泉)

終局(しゅうきょく)
意味:物事の結末がつくこと。(出典:デジタル大辞泉)

終焉(しゅうえん)
意味: (比喩的に用いて) 物事の終わり。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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