インファイト
「インファイトによる攻防戦」などのように使う「インファイト」という言葉。
「インファイト」は、英語で「infighting」と書きます。
「インファイト」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「インファイト」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
インファイトの意味
「インファイト」には次の意味があります。
・ボクシングで、相手に接近して攻撃する戦法。接近戦法。(出典:精選版 日本国語大辞典)
ボクシングで、相手の腕の内側に入って、フックやアッパーカットなどで攻撃する戦法を指します。
反対語として「アウトボクシング」があります。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・自分の持っているインファイトの技術を内藤に教え込もうとした。
(出典:沢木耕太郎『一瞬の夏』)
・それはインファイトの高度なテクニックのひとつだった。
(出典:沢木耕太郎『一瞬の夏』)
・インファイトに持ちこみさえすれば、反則はいくらでもやれた。
(出典:勝目梓『女教師に捧げる鉄拳』)
・よくいえば、アウトボクシングもできるしインファイトもやれる。
(出典:勝目梓『女教師に捧げる鉄拳』)
・それはあまりにも一方的な、インファイトだった。
(出典:西尾維新『物語シリーズ 1 化物語(上)』)
・それから、いわゆるインファイトがはじまり、それで、二人の選手はリングの中をころげまわります。
(出典:チャペック/小川浩一訳『ダアシェンカ』)
・インファイトの同タイプで、一ラウンドから三ラウンドまで、両者ガンガンと打ち合った。
(出典:後藤正治『リターンマッチ』)
・半袖シャツから伸びる腕同士が触れ合い、ハルユキは距離もなにもこれじゃ密着というかインファイトというか零距離状態ではと脳内でぐるぐる考えるが、すぐに上ずった気持ちを無理やりに呑み下す。
(出典:川原礫『アクセル・ワールド 第12巻 -赤の紋章』)