ぼったくり
「法外なぼったくり」などのように使う「ぼったくり」という言葉。
「ぼったくり」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「ぼったくり」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
ぼったくりの意味
「ぼったくり」には次の意味があります。
・法外な料金を取ること。力ずくで奪い取ること。ぶったくり。(出典:デジタル大辞泉)
店などで非常識な金額の請求をすることを意味します。
「ぼったくり」の「ぼっ」は「ぼる(暴利)」が由来と言われています。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・こんなものは観光客向けのぼったくり店でもお目にかかれないであろう。
(出典:鎌池和馬『とある魔術の禁書目録 第14巻』)
・確かに七作目の存在が一作から六作目に価格的に含まれているのはいいけど、やっぱりそれじゃ、ただのぼったくりじゃないの。
(出典:石崎幸二『日曜日の沈黙』)
・今の彼は、まるでぼったくりバーのキャッチセールスにつかまったような怯えようである。
(出典:恩田陸『ドミノ』)
・こんな古典的かつ初歩的なぼったくりの手口を、よく臆面もなく使えるものだ。
(出典:加藤実秋『インディゴの夜 全4話』)
・ぼったくりのバーの入り口に似ている。
(出典:中場利一『さあ、きょうからマジメになるぞ!』)
類語
・悪徳(あくとく)
意味: 道徳にそむいた悪い行ない、または、悪い心。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・法外(ほうがい)
意味:普通に考えられる程度をはるかに越えていること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・羊頭狗肉(ようとうくにく)
意味:表面と内容とがくいちがうこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・暴利(ぼうり)
意味:公正な利益をこえた不当な利得。法外なもうけ。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・詐欺(さぎ)
意味:他人をだまして、金品を奪ったり損害を与えたりすること。(出典:デジタル大辞泉)