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偶像とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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偶像

「偶像崇拝」などのように使う「偶像」という言葉。

「偶像」は、音読みで「ぐうぞう」と読みます。

「偶像」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「偶像」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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偶像の意味

「偶像」には次の二つの意味があります。

1 神仏をかたどった、信仰の対象となる像。
2 あこがれや崇拝の対象となるもの。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

偶像の意味①「神仏をかたどった、信仰の対象となる像。」

偶像の一つ目の意味は「神仏をかたどった、信仰の対象となる像。」です。

「偶像に向かって拝礼する」などのように使います。
これは「信仰の対象となる像に向かって、頭を下げて拝む」という意味になります。
また、信仰の対象ではない単なる像についても「偶像」と言います。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・住民はいずれも偶像を崇拝しているが、それぞれ別の言葉を使っている。
(出典:マルコ・ポーロ/青木富太郎訳『東方見聞録』)

・住民が婦人や偶像の頭のまわりにこれを下げさせるのがすきだからである。
(出典:マルコ・ポーロ/青木富太郎訳『東方見聞録』)

・新らしく偶像を作るはいい、古い偶像に新らしい生命を盛るはいい。
(出典:豊島与志雄『偶像に就ての雑感』)

・その所持品中に奇怪な偶像を発見。
(出典:ラヴクラフト『ラヴクラフト全集2-1 クトゥルフの呼び声』)

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類語

仏像ぶつぞう
意味:礼拝の対象として製作された仏の彫像・画像。(出典:デジタル大辞泉)

尊像そんぞう
意味:神仏や身分の高い人の姿をうつした像。(出典:デジタル大辞泉)

影像えいぞう
意味:絵画などに表された神仏や人の姿。(出典:デジタル大辞泉)

念持仏ねんじぶつ
意味:日常身につけたり身辺に置いたりして拝む仏像。(出典:デジタル大辞泉)

偶像の意味②「あこがれや崇拝の対象となるもの。」

「偶像」の2つ目の意味は「あこがれや崇拝の対象となるもの。」です。

「彼女はあの子の偶像である」と使うと、「彼女はあの子にとってあこがれの対象である」という意味になります。
「アイドル」も「偶像」という意味を持つので、「彼女はあの子のアイドルである」ともいえます。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・それに一人の恋人を守るということは、一つの偶像を作ることだ。
(出典:池谷信三郎『橋』)

・だから彼には、会社の受付嬢や秘書を極端に偶像化してみる傾向があった。
(出典:吉村達也『丸の内殺人物語』)

・ハルケンは死を賭けた戦いを公然と叫んでいるし、彼は偶像視されている。
(出典:R・エイヴァリー『コンラッド消耗部隊(全4巻) 3 ゼロスの戦争ゲーム』)

・例の高貴な先生の親友で、偶像的な尊敬をよせていることも、私には快かった。
(出典:坂口安吾『風と光と二十の私と』)

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類語

ヒーロー
意味:敬慕の的となる人物。英雄。(出典:デジタル大辞泉)

カリスマ
意味:人々の心を引きつけるような強い魅力。また、それをもつ人。(出典:デジタル大辞泉)

憧憬しょうけい
意味:あこがれること。あこがれの気持ち。(出典:デジタル大辞泉)

敬慕けいぼ
意味:心から尊敬してその人に近づきたく思うこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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