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すっとこどっこいとは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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すっとこどっこい

「このすっとこどっこい、と罵る」などのように使う「すっとこどっこい」という言葉。

「すっとこどっこい」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「すっとこどっこい」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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すっとこどっこいの意味

「すっとこどっこい」には次の意味があります。

相手をののしる時にいう語。馬鹿野郎。「馬鹿なやつ」ほどの意で、名詞的にも用いる。(出典:精選版 日本国語大辞典)

 元は、江戸時代から東京とその周辺で行なわれる祭礼である「馬鹿囃子」の囃子詞です。
「すっとこ」は「裸体」、「どっこい」は「どこへ」の意で、裸同然の格好でうろつく者を罵ったところからきたという説があります。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・てめえみてえな、すっとこどっこいと一緒ィされてたまるかってんだ。
(出典:矢野誠一編『古典落語・長屋ばなし』)

・なんの宝貝が、こんな、すっとこどっこい状況を巻きおこしていやがるんだ!っておい、和穂、どこにいる!
(出典:ろくごまるに『封仙娘娘追宝録・奮闘編1 くちづけよりも熱い拳』)

群棲する有翼の獅子を、すっとこどっこいの牧童は家畜化してしまったのです!
(出典:古川日出男『アラビアの夜の種族2』)

・ちらちらと不安げに自分のすっとこどっこいな姿をで見て、スーツ姿で頭をげ先輩たちを見て、苦しげに眉間にしわを寄せる。
(出典:竹宮ゆゆこ『ゴールデンタイム 2巻 答えはYES』)

・判ったか、このすっとこどっこい!
(出典:ろくごまるに『封仙娘娘追宝録1 天を騒がす落とし物』)

類語

馬鹿(ばか)
意味:知能が劣り愚かなこと。また、その人や、そのさま。人をののしっていうときにも用いる。(出典:デジタル大辞泉)

阿呆(あほう)
意味:知能が劣っているさま。また、そのような人、行動。おろか。たわけ。人をののしることばとしても用いられる。(出典:精選版 日本国語大辞典)

愚鈍(ぐどん)
意味:判断力・理解力がにぶいこと。頭が悪くのろまなこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

蒙昧(もうまい)
意味:暗いこと。転じて、知識が不十分で道理にくらいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

こんこんちき
意味:ばか囃子(ばやし)などの拍子を表わす語。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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