除外
「本は除外する」などのように使う「除外」という言葉。
「除外」は、音読みで「じょがい」と読みます。
「除外」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「除外」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
除外の意味
「除外」には次の意味があります。
・ 一定の範囲や規定の外におくこと。とりのけること。（出典：精選版 日本国語大辞典）
あるカテゴリーから物事や人を取り除くことを意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・するとあの人は、ぼくと母をこの調査から除外しようとしているのかい!
（出典：ヴォンダ・マッキンタイア／斉藤伯好訳『宇宙大作戦 スター・トレック3／ミスター・スポックを探せ!』）
・はっきり除外すべき人物がいることも考えに入れなくてはならないね。
（出典：クリスティ／赤冬子訳『三幕の殺人』）
・すでに決まったものと除外する記事を右側に置くと残りはあまりない。
（出典：高橋克彦『パンドラ・ケース よみがえる殺人』）
・ただ、文学から受ける楽しみを除外することだけは最後までできなかつた。
（出典：伊丹万作『私の活動写真傍観史』）
・わたしが男子ゆえに権利から除外されたように、あなたも除外された身だ。
（出典：荻原規子『西の善き魔女3 薔薇の名前』）
類語
・オミット
意味：除外すること。省くこと。（出典：デジタル大辞泉）
・省く(はぶく)
意味：不要のものとして取り除く。（出典：デジタル大辞泉）
・除却(じょきゃく)
意味：取りのぞくこと。取り払うこと。（出典：精選版 日本国語大辞典）
・除する(じょする)
意味：取り去る。のぞく。（出典：デジタル大辞泉）
・取捨てる(とりすてる)
意味：取って捨てる。取り除く。取り去る。（出典：デジタル大辞泉）
