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発動とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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発動

「強権を発動する」などのように使う「発動」という言葉。

「発動」は、音読みで「はつどう」と読みます。

「発動」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「発動」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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発動の意味

「発動」には次の三つの意味があります。

1 動き始めること。活動を始めること。
2 事件などを処理するために、法的権限を行使すること。
3 動力を起こすこと。 (出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

発動の意味①「動き始めること。活動を始めること。」

「発動」の一つ目の意味は「動き始めること。活動を始めること。」です。

単純に、何かが動き始めることを意味します。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・彼女の口調に彼の警戒心を発動させる響きがわずかに混じっていたらしい。
(出典:村上春樹『1Q84 BOOK1』)

・組織化されていない意思が魔法として発動することはあり得ないはずだ。
(出典:佐島勤『魔法科高校の劣等生 5 夏休み編+1』)

・私の字のかかれる時には大方の時、心の底にはこの美の力が発動して居る。
(出典:宮本百合子『繊細な美の観賞と云う事について』)

・彼女の強みは他の追随を許さぬ強力な魔法でも高速な魔法発動でもない。
(出典:佐島勤『魔法科高校の劣等生 7 横浜騒乱編 <下>』)

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類語

開始(かいし)
意味:物事を始めること。また、物事が始まること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

発する(はっする)
意味:物事が起こる。生じる。また、始まる。(出典:デジタル大辞泉)

始める(始める)
意味:物事を行っていない状態から行う状態にする。行いだす。(出典:デジタル大辞泉)

発動の意味②「事件などを処理するために、法的権限を行使すること。」

「発動」の二つ目の意味は「事件などを処理するために、法的権限を行使すること。」です。

「○○権を発動する」などのように権限を行使することを指します。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・この段階で田中は、既に二五条発動を決心しているようであった。
(出典:草野厚『証券恐慌――山一事件と日銀特融』)

・将軍は協和契約を棚上げし、非常統治権を発動しなくてはならないだろう。
(出典:ヴィンジ『最果ての銀河船団(下)』)

・と、なると、神の命令が発動されることを知っていなければならない。
(出典:半村良『獣人伝説』)

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類語

行使(こうし)
意味:用いること。使用すること。特に、権利、権力などを実際に用いること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

発する(はっする)
意味:物事を起こす。生じさせる。(出典:デジタル大辞泉)

措置(そち)
意味:事態に応じて必要な手続きをとること。取り計らって始末をつけること。処置。(出典:デジタル大辞泉)

発動の意味③「動力を起こすこと。」

「発動」の三つ目の意味は「動力を起こすこと。」です。

動力のスイッチが入ることを意味します。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・それより前に終わらせてから、午前〇時にスイッチを押しても発動する。
(出典:鎌池和馬『とある魔術の禁書目録 第7巻』)

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類語

起動(きどう)
意味:動きや働きを起こすこと。特に、機器類が運転を開始すること。始動。(出典:デジタル大辞泉)

始動(しどう)
意味:最初に動かすこと。最初に動くこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

実施(じっし)
意味:実際に施行すること。実行。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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