快活
「快活な高齢者たち」などのように使う「快活」という言葉。
「快活」は、音読みで「かいかつ」と読みます。
「快活」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「快活」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
快活の意味
「快活」には次の意味があります。
・気持ちや性質が明るく元気のよいさま。(出典:デジタル大辞泉)
「快活」をわかりやすくいうと、考え方や感情が陽気でエネルギッシュという意味になります。性格や人柄などをあらわす言葉です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・取り分けて快活ではあったが、葉子は幼い時から妙な事に臆病がる子だった。
(出典:有島武郎『或る女』)
・司教の顔には急に、人を歓待する性質の人に特有な快活な表情が浮かんだ。
(出典:ユゴー・ヴィクトル『レ・ミゼラブル』)
・自分はよほど前から事務所ではもう快活な男として通用しないようになっていた。
(出典:夏目漱石『行人』)
・何も知らない素戔嗚は、あの快活な娘の姿を心に思い浮べたのであった。
(出典:芥川竜之介『素戔嗚尊』)
・こんなに急に悲哀から快活へと移るのは見たことがないと夫人にいった。
(出典:カザノヴァ/田辺貞之助訳『カザノヴァ回想録 第一巻』)
類語
・朗らか(ほがらか)
意味:心にこだわりがなく、晴れ晴れとして明るいさま。(出典:デジタル大辞泉)
・溌剌(はつらつ)
意味:元気のよいさま。いきいきとしているさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・根明(ねあか)
意味:人の性格が陽気で明るいこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・活動的(かつどうてき)
意味:物事に対して積極的に働きかけ、行動するさま。生き生きと動きまわるさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・エネルギッシュ(energisch)
意味:活力にあふれているさま。精力的。(出典:デジタル大辞泉)