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窮鼠とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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窮鼠

「窮鼠の力」などのように使う「窮鼠」という言葉。

「窮鼠」は、音読みで「きゅうそ」と読みます。

「窮鼠」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「窮鼠」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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窮鼠の意味

「窮鼠」には次の意味があります。

・追い詰められて逃げ場を失った鼠。(出典:デジタル大辞泉)

「窮鼠猫を噛む」ということわざでよく知られる言葉です。
窮地に追い込まれた人や状況を例えて用いられ、稀に上記の諺を略して「窮鼠」とだけで同じ意味として用いられる場合もあります。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・「気をつけろよ」 窮鼠、猫を噛むかと東吾は注意したが、二人の男は完全に闘志を失っていた。
(出典:平岩弓枝『御宿かわせみ 16 八丁堀の湯屋』)

・シンデレラのカボチャの馬車をひいたのは、たしかこの窮鼠のはずだった。
(出典:荻原規子『西の善き魔女外伝2 銀の鳥プラチナの鳥』)

・同盟軍の力は衰微していますが、それだけにかえって窮鼠と化す可能性があります。
(出典:田中芳樹『銀河英雄伝説 5 風雲篇』)

・ここに追いつめられた風巣は、窮鼠の反撃に出たのである。
(出典:森村誠一『黒い墜落機(ファントム)』)

・つまり、飢餓戦術をとれば、敵は窮鼠となって猫を齧むであろう。
(出典:柴田錬三郎『嗚呼 江戸城(下)』)

類語

・袋の鼠(ふくろのねずみ)
意味:袋の中に追いこまれたネズミ。逃げ出すことのできない状況のたとえ。(出典:ことわざを知る辞典)

絶体絶命(ぜったいぜつめい)
意味:どうにも逃れようのない、差し迫った状態や立場にあること。(出典:デジタル大辞泉)

・八方塞がり(はっぽうふさがり)
意味:どの方面にも差し障りがあって、手の打ちようがないこと。(出典:デジタル大辞泉)

・二進も三進も(にっちもさっちも)
意味:物事が行き詰まり、身動きのとれないさま。どうにもこうにも。(出典:デジタル大辞泉)

暗礁に乗り上げる(あんしょうにのりあげる)
意味:思わぬ障害が出てきて物事の進行が阻まれる。(出典:デジタル大辞泉)

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