フラットとは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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フラット

「考えをフラットに戻したい」などのように使う「フラット」という言葉。

英語では「flat」と表記します。

「フラット」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「フラット」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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フラットの意味

「フラット」には次の四つの意味があります。

1 平らなこと。平面。また、平板なさま。
2 音楽で、変化記号の一つ。♭で示し、それを付した音符、またはその記号のある五線譜上の音を半音低めることをあらわす。変記号。
3 集合住宅の一つ。同一階の数室を一家族が住めるようにしたもの。
4 陸上競技や競泳で、所要時間に秒以下の端数がないこと。ちょうど。ジャスト。(出典:精選版 日本国語大辞典)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

フラットの意味①「平らなこと。平面。また、平板なさま。」

「フラット」の一つ目の意味は「平らなこと。平面。また、平板なさま。」です。

「考えをフラットに戻したい」で「考えを偏りのない平らな状態に戻したい」という意味になります。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・イズムは感情のまったく感じられないフラットな声で背中越しにいった。
(出典:石田衣良『アキハバラ@DEEP』)

・眉をフラットに、視線をまっすぐ向けてアポルオンが言葉を返してくる。
(出典:川上稔『AHEADシリーズ 06 終わりのクロニクル③〈中〉』)

・だが、年齢とともに楽なフラットシューズしか履けなくなっていた。
(出典:田丸公美子『シモネッタのデカメロン イタリア的恋愛のススメ』)

類語

平(たいら)
意味:高低・凹凸のないさま。傾斜や起伏のないさま。ひらたいさま。たいらか。(出典:精選版 日本国語大辞典)

平面(へいめん)
意味:平らな表面。また、表面が平らであること。(出典:デジタル大辞泉)

平板(へいばん)
意味:変化に乏しく、おもしろみのないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

フラットの意味②「音楽で、変化記号の一つ。♭で示し、それを付した音符、またはその記号のある五線譜上の音を半音低めることをあらわす。変記号。」

「フラット」の二つ目の意味は「音楽で、変化記号の一つ。♭で示し、それを付した音符、またはその記号のある五線譜上の音を半音低めることをあらわす。変記号。」です。

楽譜で、ひとつの音符の前に記号をつけてその音符だけを半音下げる場合と、楽譜のはじめに記号を示しておいて、ある音を全体にわたって半音下げる場合とがあります。半音上げる記号は「♯(シャープ)」といいます。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・私にはもうシャープもフラットも見さかいがつかなかったが、母に告げ口をされたらたいへんだと思って練習をつづけた。
(出典:ミラー/大久保康雄訳『南回帰線(下)』)

・そのあいだずっと私の目にはピアノの上にのっているツェルニーの練習曲が見えていた。白いページはシャープやフラットの記号でいっぱいだ。
(出典:ミラー/大久保康雄訳『南回帰線(下)』)

・ニ短調の曲だから、H《ハー》にしかフラットはついていないのに、たまに混乱して、なぜかEにもフラットがついているように思いこんでしまっていた。
(出典:藤谷治『船に乗れ!Ⅰ 合奏と協奏』)

類語

変記号(へんきごう)
意味:音楽で、変化記号の一。ある音を半音下げるための♭の記号。フラット。(出典:デジタル大辞泉)

変音(へんおん)
意味:音楽で、本位音よりも半音下げられた音。♭(フラット)の記号がつけられた音。たとえば変ト、変ニ音など。(出典:精選版 日本国語大辞典)

変化記号(へんかきごう)
意味:音楽で、譜表上の音を半音ずつ上下させて変化させることを示す記号。嬰記号(シャープ)、変記号(フラット)、重嬰記号(ダブル‐シャープ)、重変記号(ダブル‐フラット)の四種がある。変位記号。(出典:精選版 日本国語大辞典)

フラットの意味③「集合住宅の一つ。同一階の数室を一家族が住めるようにしたもの。」

「フラット」の三つ目の意味は「集合住宅の一つ。同一階の数室を一家族が住めるようにしたもの。」です。

一家族が住む部屋がひとつの階の中にあることをいいます。一家族がふたつの階にわたって住む場合は「メゾネット」、三つの階の場合は「トリプレット」といいます。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・近ごろはやりのマンモス・アパートというほどではないが、八階建ての各階には、少なくとも二十ぐらいはフラットがありそうである。
(出典:横溝正史『金田一耕助ファイル14 七つの仮面』)

・今回のセットの特徴は、それぞれの夫婦が住む三層に分かれたフラットである。
(出典:石田衣良『下北サンデーズ』)

・車を転がして自宅フラットに戻った時には既に零時を回っていた。
(出典:縞田理理『霧の日にはラノンが視える2』)

類語

集合住宅(しゅうごうじゅうたく)
意味:1棟の建物の中に複数の住居がある形式の住宅。壁や床によって区切られ、それぞれ独立している。(出典:デジタル大辞泉)

アパート
意味:1棟の建物をいくつかの独立した住居に仕切ったもの。また、その個々の住居。集合住宅。共同住宅。アパルトマン。(出典:デジタル大辞泉)

共同住宅(きょうどうじゅうたく)
意味:1棟に2世帯以上が共同で居住する構造の住宅。アパート・団地の類。(出典:デジタル大辞泉)

フラットの意味④「陸上競技や競泳で、所要時間に秒以下の端数がないこと。ちょうど。ジャスト。」

「フラット」の四つ目の意味は「陸上競技や競泳で、所要時間に秒以下の端数がないこと。ちょうど。ジャスト。」です。

計測時間がジャストであるという場合以外に、表現として非常に速いことを示したり、ぎりぎり間に合ったことを示したりする場合にもよく使います。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・彼はその距離を他の乗組員より半秒速い、七秒フラットで駆け抜けたのだ。
(出典:E・E・スミス/小西宏訳『(レンズマン・シリーズ2) グレー・レンズマン』)

・おれは百メートル十秒フラットのダッシュでその前にまわりこみ、フェンダーにぶつかりそうになりながら、斜め前に大手をひろげた。
(出典:小松左京『アメリカの壁』)

・三十分フラットでK大病院の暗い庭にすべりこんだ、滝の耳の中には、ただそのことばしかひびいてはいなかった。
(出典:栗本薫『真夜中の天使6』)

類語

ジャスト
意味:時刻や金額などの数値が、きりのいい数であること。ちょうど。(出典:精選版 日本国語大辞典)

丁度(ちょうど)
意味:ある基準に、過不足なく一致するさま。きっかり。ぴったり。きっちり。(出典:デジタル大辞泉)

ぴったり
意味:少しの狂いもなく適合するさま。また、よく合って、いかにもふさわしいさま。(出典:デジタル大辞泉)

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