カルト
「カルト的な人気」などのように使う「カルト」という言葉。
英語で「cult」と表記します。
「カルト」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「カルト」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
カルトの意味
「カルト」には次の意味があります。
・祭儀,儀式,崇拝を意味することばが転じて,特定の人物・事物を熱狂的に崇拝,礼賛すること。または,そうした行動をとる集団や教団をさす。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
「カルト」はラテン語で「崇拝」や「儀礼」を意味する「cultus」が語源であり、転じて、何かを熱狂的に信じることを言います。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・彼のグループも一地方のごく小規模なカルトにすぎなかった。
(出典:山本弘『妖魔夜行 戦慄のミレニアム(上)』)
・どうやら、ぼくたちは、一部でカルト的な人気を呼んでいるようだった。
(出典:川島誠『ロッカーズ』)
・カルトの教義なんて、もともとウソやデタラメで構成されてるんだから。
(出典:西風隆介『神の系譜V 竜の時間 亡国』)
・特定のカルト教団に所属していなくても、滅亡予言を信じた者は大勢いた。
(出典:山本弘『神は沈黙せず』)
・そのインタビューというのは、かなりカルト度の高い雑誌だったらしい。
(出典:川島誠『ロッカーズ』)
類語
・遮二無二(しゃにむに)
意味:ほかの事を考えないで、ただひたすらに。がむしゃらに。(出典:デジタル大辞泉)
・狂信的(きょうしんてき)
意味:平常心や理性を失ってひたすら信じこむさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・過激(かげき)
意味:度を越して激しいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・ブーム
意味:ある物が一時的に盛んになること。急に熱狂的な人気の対象となること。(出典:デジタル大辞泉)
・盲目的(もうもくてき)
意味:愛情や情熱・衝動などによって、理性的な判断ができないさま。(出典:デジタル大辞泉)