ハレルヤ
「ハレルヤを唱える」などのように使う「ハレルヤ」という言葉。
英語では「hallelujah」と表記します。
「ハレルヤ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「ハレルヤ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
ハレルヤの意味
「ハレルヤ」には次の意味があります。
・主をほめ賛えよ、の意。旧約聖書の詩篇で、神を賛美し、喜びを表す語。(出典:デジタル大辞泉)
「ハレルヤ」はもともとはヘブライ語の感嘆詞で、のちに聖歌や讃美歌で歌詞として使われることが多くなりました。
日本でも結婚式で流れることがあります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
ハレルヤの使い方・例文
・「ハレルヤ、ハレルヤ」前からもうしろからも声が起こりました。
(出典:宮沢賢治『銀河鉄道の夜』)
・最後のハレルヤはドラウトの要請によるものかも知れぬ。
(出典:豊田穣『松岡洋右――悲劇の外交官――(下)』)
・ヘンデルの「ハレルヤ」をやるのに、バスの人数が足りなくて困っているらしい。
(出典:阿部牧郎『危険な秋』)
・牧師が「ハレルヤ」と腕をつき上げ、何百人ものホームレスが気だるそうに腕をふる。
(出典:樋口有介『枯葉色グッドバイ』)
・ダンテのころのフィレンツェでは、広場ではバッカス祭りやハレルヤの宗教劇がその時節に催されたが、貴族のあいだでは、それぞれの家で祭りや催しごとが行なわれた。
(出典:ダンテ/三浦逸雄訳『神曲(第一部) 地獄篇』)
類語
・讃美歌(さんびか)
意味:キリスト教会で、神を賛美し、信仰を励ます歌。聖歌。(出典:)
・褒め称える(ほめたたえる)
意味:大いにほめる。称賛する。(出典:デジタル大辞泉)
・アーメン
意味:キリスト教で、祈り・賛美歌などの最後に唱える言葉。(出典:デジタル大辞泉)
・聖歌(せいか)
意味: 神聖な歌。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・賛歌(さんか)
意味:ほめたたえる気持ちを表す歌。(出典:デジタル大辞泉)