脈絡
「脈絡のない話」などのように使う「脈絡」という言葉。
「脈絡」は、音読みで「みゃくらく」と読みます。
「脈絡」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「脈絡」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
脈絡の意味
「脈絡」には次の意味があります。
・物事の一貫したつながり。筋道。(出典:デジタル大辞泉)
「脈絡」をわかりやすくいうと、話や物事の一貫性ということです。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ 死刑台のエレベーターという言葉がなんの脈絡もなく私の頭に浮かんだ。
(出典:山田正紀『氷河民族(流氷民族)』)
・夢で見たイメージに脈絡を与えるのは、目ざめてからの頭の作用だろう。
(出典:阿刀田高『自選恐怖小説集 心の旅路』)
・美那は、日常会話にも脈絡が無いからね、こんな時は合わせてやるんだ。
(出典:大槻ケンヂ『くるぐる使い』)
・私は首を起こし、前後の脈絡を無視した、くったくのない笑顔を見せる。
(出典:小川内初枝『緊縛』)
・ここからどのような脈絡をつけ、いったいどこへ話を運んでいけばよいのか。
(出典:沢木耕太郎『一瞬の夏』)
類語
・筋道(すじみち)
意味:物事を行うときの正しい順序。(出典:デジタル大辞泉)
・系統(けいとう)
意味:一定の順序を追って続いている、統一のあるつながり。(出典:デジタル大辞泉)
・理路(りろ)
意味:物事の道理。考えや話などの筋道。(出典:デジタル大辞泉)
・経絡(けいらく)
意味:物事の筋道。脈絡。(出典:デジタル大辞泉)