パブリック
「パブリックな存在」などのように使う「パブリック」という言葉。
英語では「public」と表記します。
「パブリック」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「パブリック」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
パブリックの意味
「パブリック」には次の意味があります。
・公衆。大衆。また、公であるさま。公的。(出典:デジタル大辞泉)
「パブリックな存在」で「公的な立場にある存在」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ホテルのプライベートビーチと、パブリックビーチとの境界線だ。
(出典:原田宗典『海の短編集』)
・イングランドで、中世からの伝統的なスポーツを近代化したのは、パブリックスクールあるいは大学に在籍しているイングランドの貴族およびジェントルマン階層だった。
(出典:後藤健生『ワールドカップの世紀』)
・恋愛というのは社会の中ではすごくプライベートなことで、それに対し結婚というのはパブリックなものである。
(出典:山本文緒『結婚願望』)
・私有地をパブリック用に寄付するという当時の英国流儀がここに活用されたのである。
(出典:宮原安春『軽井沢物語』)
・無料のパブリック・プールとして、地元の子供たちの絶好の遊び場であったこのプールは、一九五〇年代にはまだ健在だった。
(出典:片岡義男『時差のないふたつの島』)
類語
・公衆(こうしゅう)
意味:社会一般の人々。(出典:デジタル大辞泉)
・大衆(たいしゅう)
意味:多くの人。多衆。(出典:デジタル大辞泉)
・公(おおやけ)
意味:個人ではなく、組織あるいは広く世間一般の人にかかわっていること。(出典:大辞林 第三版)
・公共(こうきょう)
意味:おおやけのものとして共有すること。(出典:大辞林 第三版)
・公的(こうてき)
意味:おおやけにかかわりのあるさま。おおやけの性質をもっているさま。(出典:大辞林 第三版)