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羽目とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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羽目

「結局、俺がやる羽目になる」などのように使う「羽目」という言葉。

「羽目」は、訓読みで「はめ」と読みます。

「羽目」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「羽目」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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羽目の意味

「羽目」には次の二つの意味があります。

1 建物などの板張りで、板を平坦に張ったもの。また、その板。板羽目。
2 好ましくない、または追いつめられた状況・事態。(出典:大辞林 第三版)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

羽目の意味①「建物などの板張りで、板を平坦に張ったもの。また、その板。板羽目。」

「羽目」の一つ目の意味は「建物などの板張りで、板を平坦に張ったもの。また、その板。板羽目。」です。

建築で、壁や塀に使われる板を縦や横に並べて平らに張ったものを「板羽目」または「羽目板」と言います。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・誰かが扉の羽目板のひとつをとてもゆっくりと叩いているのは明らかだ。
(出典:ドイル・アーサー・コナン『緋のエチュード』)

・ 羽目板が横に動いたようすはなかったのに、穴がぽっかりとあいたのだ。
(出典:クーパー『(闇の戦い1)光の六つのしるし』)

・ 広い壁を羽目板飾りにした部屋には、黒っほい木の椅子がたくさんあった。
(出典:ローリング『ハリー・ポッターシリーズ 02 ハリー・ポッターと秘密の部屋』)

・破れた板羽目のあいだからさしこんでいるのは、月光というより水明かりかも知れない。
(出典:山田風太郎『忍びの卍(まんじ)』)

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類語

板張り(いたばり)
意味:板を張ること。また、板を張った所。(出典:デジタル大辞泉)

壁(かべ)
意味:建物の外部を囲み、また内部を仕切るもの。(出典:大辞林 第三版)

隔て(へだて)
意味:間に置いて仕切ること。また、仕切るもの。仕切り。(出典:大辞林 第三版)

間仕切り(まじきり)
意味:部屋の仕切り。壁や襖ふすまなど。(出典:大辞林 第三版)

羽目の意味②「好ましくない、または追いつめられた状況・事態。」

「羽目」の二つ目の意味は「好ましくない、または追いつめられた状況・事態。」です。

成り行きで陥る悪い状況のことを指します。
この意味の「羽目」は悪い意味で使います。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・なにかの理由でひとりで夕食をとる羽目になった、としか見えなかった。
(出典:小林信彦『素晴らしい日本野球』)

・ 小次郎と戦わねばならない羽目になりそうなだけが心配でならないのだ。
(出典:海音寺潮五郎『平将門 下巻』)

・それをやろうとすれは、自分の武器で自分の体を攻撃する羽目になる。
(出典:鎌池和馬『とある魔術の禁書目録 第15巻』)

・そういうわけで、昨日はすっかり長居をする羽目になってしまいました。
(出典:オースティン/ハーディング祥子訳『エマ(上)』)

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類語

憂き目(うきめ)
意味:つらく悲しいこと。つらく悲しい経験。(出典:大辞林 第三版)

見境(みさかい)
意味:物事の見分け。善悪などの判別。識別。(出典:デジタル大辞泉)

後先無し(あとさきなし)
意味:自分の行動とその結果についての思慮がない。(出典:デジタル大辞泉)

常軌を逸する(じょうきをいっする)
意味:普通と違った、常識外れの言動をとる。(出典:デジタル大辞泉)

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