的確
「的確な判断」などのように使う「的確」という言葉。
「的確」は、音読みで「てきかく」と読みます。
「的確」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「的確」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
的確の意味
「的確」には次の意味があります。
・的(まと)をはずさないで、まちがいがないこと。また、そのさま。てっかく。(出典:デジタル大辞泉)
「的確」の「的」は「まと、目標、狙う対象」という意味で、「確」は「はっきりと間違いがない」という意味なので、「的確」は的を外さず間違いがないことを指します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・自分が知っていることを、的確に話せるように頭の中で整理した。
(出典:貫井徳郎『天使の屍』)
・最初は的確だったのだから、どこか途中で間違えてしまったに違いない。
(出典:佐藤大輔『皇国の守護者2 名誉なき勝利』)
・的確な指示のせいか、人々の間では今のところ大きな混乱は起きていない。
(出典:三上延『シャドウテイカー3 フェイクアウト』)
・あれほど的確で深い文章を私は他に読んだことが無い。
(出典:三好十郎『恐怖の季節』)
・なぜならば、彼が単純だが的確かつ見事な真実を教えてくれたからだ。
(出典:花村萬月『幸荘物語』)
類語
・妥当(だとう)
意味:実情によくあてはまっていること。適切であること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・明確(めいかく)
意味:はっきりしていてまちがいのないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・適当(てきとう)
意味:ある条件・目的・要求などに、うまくあてはまること。かなっていること。ふさわしいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・精緻(せいち)
意味:極めて詳しく細かいこと。たいへん綿密なこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・適正(てきせい)
意味:適当で正しいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)