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反響とは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

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反響

体育館で大きな声を出すと自分の声が響いて聞こえることがありますよね。

そのようなことを「自分の声が反響して聞こえる」などと言いますが、「視聴者からの大きな反響」というときも「反響」という言葉を使います。

「反響」とはどのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「反響」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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反響の意味

反響には次の2つの意味があります。

音波が障壁にぶつかって反射し、再び聞こえる現象。こだま。
発表された事柄・出来事などの影響によって起こるさまざまの反応。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれのそれぞれの意味や使い方については下記の通りです。

反響の意味①「音波が障壁にぶつかって反射し、再び聞こえる現象。こだま」

反響の一つ目の意味は「音波が障壁にぶつかって反射し、再び聞こえる現象。こだま」です。

自分の声や音が壁にぶつかって戻って聞こえてくる現象のことで「やまびこ」と同じ現象です。

使い方・例文

・その声はガランとした通りに何べんも反響してそれから闇に消えました。 
(出典:宮沢賢治『ポラーノの広場』)

・揺れた車の上で奥方が声を出すと、震えて奇妙な反響を伴って聞こえた。 
(出典:田辺青蛙『生き屏風』)

・怒鳴ろうにも、掠れた呻き声しか出てこない。 それが狭い井戸の底で反響し、なおいっそう意味不明な声に変換される。 
(出典:虚淵玄『沙耶の唄』)

・ジローの耳に、かつて父親からきかされた言葉が繰り返し反響していた。
(出典:山田正紀『宝石泥棒』)

反響のせいでどれだけの距離かはつかめないが、足音は確実に迫っている。
(出典:森岡浩之『星界シリーズ 星界の紋章 03 異郷への帰還』)

・滝の幅は五間もあろうか、轟々という高い音は、空洞一杯に反響した。
(出典:国枝史郎『神州纐纈城』)

反響の意味②「発表された事柄・出来事などの影響によって起こるさまざまの反応」

反響の二つ目の意味は「発表された事柄・出来事などの影響によって起こるさまざまの反応」です。

こちらの意味を簡単に言うと「その出来事に対してのさまざまな意見」です。

使い方・例文

・この映画が公開された時の大きな反響を予想して見せる者さえいた。
(出典:筒井康隆/横尾忠則『美藝公』)

・うかつなことをいえばどこからどんな反響がかえってくるかしれない。
(出典:塩田丸男『口下手は損ですか 面白い話をするための12章』)

・発売と同時に、空前絶後と言ってもよいほどの大反響を呼ぶのではないか。
(出典:今邑彩『暗黒祭(「蛇神」シリーズ最終巻)』)

・信輔はこの貧困を憎んだ。いや、今もなお当時の憎悪は彼の心の奥底に消し難い反響を残している。
(出典:。芥川竜之介『大導寺信輔の半生』)

・うして、肉体上の関係が、夫の精神に反響を与えたものと断定した。又その一部分を子供の死亡に帰した。
(出典:夏目漱石『それから』)

・この歌は長野では大きな反響を呼び、三浦は続けてテレビにも出演して歌った。
(出典:浜野サトル『新都市音楽ノート』)

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