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知見とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説 

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知見

「知見を広める」などのように使う「知見」という言葉。

「知見」は、音読みで「ちけん」と読みます。

「知見」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「知見」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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知見の意味

「知見」には次の二つの意味があります。

1 実際に見て知ること。また、見聞して得た知識。
2 見解。見識。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

知見の意味①「実際に見て知ること。また、見聞して得た知識。」

「知見」の一つ目の意味は「実際に見て知ること。また、見聞して得た知識。」です。

「知見を広める」などの場合はこの意味です。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・近代俳句・俳壇史の知見の広さでは定評があり、その方面での著作も多い。
(出典:大岡信『名句歌ごよみ〔秋〕』)

知見ある者にとっては、まるで一夜にして世界が変わってしまったかのような衝撃である。
(出典:冲方丁『光圀伝』)

・日々積み上げられる知見に意味がないというわけでもない。
(出典:茂木健一郎『意識とはなにか ―〈私〉を生成する脳』)

・一度知見を揺るがされたら、目で見ている世界を疑わずにはいられなくなる。
(出典:池上永一『シャングリ・ラ 上』)

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類語

知識(ちしき)
意味:知ること。認識・理解すること。また、ある事柄などについて、知っている内容。(出典:デジタル大辞泉)

体験(たいけん)
意味:自分で実際に経験すること。また、その経験。(出典:デジタル大辞泉)

経験(けいけん)
意味:実際に見たり、聞いたり、行ったりすること。また、それによって得られた知識や技能など。(出典:デジタル大辞泉)

見聞(けんぶん)
意味:実際に見たり聞いたりすること。また、それによって得た経験・知識。(出典:デジタル大辞泉)

知見の意味②「見解。見識。」

「知見」の二つ目の意味は「見解。見識。」です。

「科学的知見」などの場合はこの意味です。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・現代を生きるうえで、科学的知見を無視するのは愚かなことです。
(出典:茂木健一郎『「脳」整理法』)

・少なくとも私の知見では、不呼の戸が宇土となったものだと考える。
(出典:宮崎康平『まぼろしの邪馬台国』)

・血友病の知見と治療の現状について、以下のような説明を紹介しておきます。
(出典:山下丈『ブルー・ブラッド ―ヨーロッパ王家の現代』)

・考古学的な知見からそう考えざるを得ないのである。
(出典:宮崎康平『まぼろしの邪馬台国』)

・当時の人体解剖学の知見とそのころの技術とを、ひろく比較する。
(出典:養老孟司『ヒトの見方』)

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類語

見解(けんかい)
意味:物事に対する考え方や価値判断。(出典:デジタル大辞泉)

学識(がくしき)
意味:学問と見識。また、学問上の知識と見識。(出典:デジタル大辞泉)

見識(けんしき)
意味:物事を深く見通し、本質をとらえる、すぐれた判断力。ある物事に対する確かな考えや意見。(出典:デジタル大辞泉)

識見(しきけん)
意味:物事を正しく見分ける力。また、優れた意見。見識。(出典:デジタル大辞泉)

教養(きょうよう)
意味:社会生活を営む上で必要な文化に関する広い知識。(出典:デジタル大辞泉)

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