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無念とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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無念

「残念無念」などのように使う「無念」という言葉。

「無念」は、音読みで「むねん」と読みます。

「無念」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「無念」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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無念の意味

「無念」には次の意味があります。

くやしいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

「無念」には仏教用語で「無我の境地に入り何事も思わないこと」という意味もありますが、上記の意味で使われることがほとんどです。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・ただ、心の底には、まだ何といっても、いくらかの無念さが残っていた。
(出典:下村湖人『次郎物語』)

・半十郎は兄の佐平太を討たれたことをずっと無念に思っていたらしい。
(出典:藤沢周平『隠し剣秋風抄』)

・びっくり仰天、残念無念といった表情が交錯して、彼らの顔はゆがんでいた。
(出典:バローズ『火星シリーズ2 火星の女神イサス』)

無念残念も後の祭り。
(出典:中里介山『大菩薩峠』)

・しかし当の葉之助にとっては無念千万の限りであった。
(出典:国枝史郎『八ヶ嶽の魔神』)

・身を裂かれるような無念の裏側で、フランソワは同時に安心してもいた。
(出典:佐藤賢一『王妃の離婚』)

・その時の父には無念の表情よりもむしろ責苦をのがれた安堵の色が見えた。
(出典:倉田百三『俊寛』)

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類語

残念(ざんねん)
意味:悔しく思うこと。(出典:デジタル大辞泉)

心残り(こころのこり)
意味:あとに思いが残ってすっきり思い切れないこと。(出典:デジタル大辞泉)

遺憾(いかん)
意味:残念に思うこと。(出典:デジタル大辞泉)

心外(しんがい)
意味:腹立たしく感じたり残念に思ったりすること。(出典:デジタル大辞泉)

残念至極(ざんねんしごく)
意味:この上なく残念であること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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