逸材
「門下の逸材」などのように使う「逸材」という言葉。
「逸材」は、音読みで「いつざい」と読みます。
「逸材」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「逸材」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
逸材の意味
「逸材」には次の意味があります。
・人並み以上にすぐれた才能。また、その人物。逸才(いっさい)。(出典:デジタル大辞泉)
「逸材」の「逸」は一般的な枠を超えて優れていることを意味し、「材」は役に立つ素質や能力のことを意味するので、「逸材」は一般的な枠を超えて優れている能力のことを指します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・地元で育った逸材はそのチームに入るのが自然だというようになる。
(出典:赤瀬川隼『球は転々宇宙間』)
・五十年に一度の逸材が簡単に死ぬようでは、この先大した未来はない。
(出典:池上永一『シャングリ・ラ 下』)
・学生時代は柔道の選手で国際強化選手に指名されたこともある逸材だったそうだ。
(出典:馳星周『不夜城』)
・尤もその三人は諸大名の垂涎の的となるほどの逸材ではあったが。
(出典:池宮彰一郎『本能寺(下)』)
・この調子では今後もどんな逸材が現れるか判ったものではない。
(出典:喬林知『今日からマ王 第16巻 箱はマのつく水の底!』)
類語
・秀才(しゅうさい)
意味:非常にすぐれた学問的才能。また、その持ち主。(出典:デジタル大辞泉)
・ジーニアス(じーにあす)
意味:天才。(出典:デジタル大辞泉)
・俊豪(しゅんごう)
意味:才知が常人よりすぐれていること。また、その人。(出典:デジタル大辞泉)
・鬼才(きさい)
意味:人間とは思えないほどの鋭い才能。また、その持ち主。(出典:デジタル大辞泉)
・天才(てんさい)
意味:生まれつき備わっている、並み外れてすぐれた才能。また、そういう才能をもった人。(出典:デジタル大辞泉)