進展
「目覚ましい進展を遂げる」などのように使う「進展」という言葉。
「進展」は、音読みで「しんてん」と読みます。
「進展」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「進展」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
進展の意味
「進展」には次の意味があります。
・事態が進行して、新たな局面があらわれること。また、物事が進歩・発展すること。(出典:デジタル大辞泉)
「進展」は良い意味で使うことが多いですが、物事が悪い方に進む場合にも使えます。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・この三年間の研究で大きな進展は見られませんでした。
(出典:福井晴敏『機動戦士ガンダムUC 08 宇宙と惑星と』)
・したがって事件の進展には密接な関係をもっていたに違いないのである。
(出典:ドイル/延原謙訳『シャーロック・ホームズの帰還』)
・大事業を強行するだけでも自然に昭和維新は進展するであろう。
(出典:石原莞爾『戦争史大観』)
・当初から真剣に取り組んでいれば多少の進展が見られたかも知れない。
(出典:山田智彦『銀行 男たちの挑戦』)
・あれから半年も経っているのに、二人の仲はちっとも進展していなかった。
(出典:伊豆平成『PATRONE2 仮面の少女』)
類語
・進捗(しんちょく)
意味:物事がはかどること。(出典:デジタル大辞泉)
・進歩(しんぽ)
意味:物事がしだいによりよいほうや望ましいほうへ進んでいくこと。(出典:デジタル大辞泉)
・アドバンス(あどばんす)
意味:(目標に向かって)進むこと。前進すること。進歩すること。(出典:大辞林 第三版)
・増進(ぞうしん)
意味:物事の勢いなどがいっそう激しくなること。また、激しくすること。(出典:デジタル大辞泉)
・発展(はってん)
意味:物事の勢いなどが伸び広がって盛んになること。物事が、より進んだ段階に移っていくこと。(出典:デジタル大辞泉)