間仕切り
「間仕切りのカーテン」などのように使う「間仕切り」という言葉。
「間仕切り」は、訓読みで「まじきり」と読みます。
「間仕切り」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「間仕切り」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
間仕切りの意味
「間仕切り」には次の意味があります。
・建築物の内部空間を仕切ること,またはその仕切りをいう。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
わかりやすくいうと、空間を仕切るものという意味です。壁やカーテンなど空間を区切るものを表すときも用いられます。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・牢獄は七メートルの高さの間仕切りでいくつかの部屋に分かれていた。
(出典:バローズ『火星シリーズ2 火星の女神イサス』)
・鏡ごと扉のように開いて、中に間仕切りをした棚のあるのが見えた。
(出典:吉村達也『ワンナイトミステリー4 「倫敦の霧笛」殺人事件』)
・その時、非常口のある廊下ろうかの、さらに奥おくの間仕切りの向こうから声がした。
(出典:香月日輪『妖怪アパートの幽雅な日常8』)
・洋室の右手に間仕切りの襖があり、その向うにもう一部屋あるらしい。
(出典:森村誠一『新・人間の証明(上)』)
・木ぎれを集めて部屋の中に細かな間仕切りを作ることもおぼえた。
(出典:吉田満『鎮魂戦艦大和(上)』)
・そして、オフィスで使うようなスチールの間仕切りが隅の方に置いてあった。
(出典:赤川次郎『おとなりも名探偵』)
・ハントの無言の尋ねに答えるかのように、すぐ脇の間仕切りの奥でリンの声がした。
(出典:ホーガン『巨人たちの星』)
・屋根を下ると次の家の屋根との間には間仕切りの笠木かさぎ板塀がある。
(出典:筒井康隆『原始人』)