足止め
「渋滞で足止めをくらう」などのように使う「足止め」という言葉。
「足止め」は、訓読みで「あしどめ」と読みます。
「足止め」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「足止め」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
足止めの意味
「足止め」には次の二つの意味があります。
1 外出や通行を禁じること。禁足。また、不測の事態で、その場から移動できなくなること。
2 足留め薬で染色のむらを防ぐこと。(出典:デジタル大辞泉)
それぞれの意味や使い方については下記の通りです。
足止めの意味①「外出や通行を禁じること。禁足。また、不測の事態で、その場から移動できなくなること。」
「足止め」の一つ目の意味は「外出や通行を禁じること。禁足。また、不測の事態で、その場から移動できなくなること。」です。
分かりやすくいうと、何らかの要因で、自由を制限されて動けなるということです。
小説などでの具体的な使い方は下記の通り。
使い方・例文
・まるで警察の捜査に協力するために、足止めを食っているような感じだ。
(出典:内田康夫『斎王の葬列』)
・予想以上の経済状態の悪さも、彼女を足止めしたひとつの理由だった。
(出典:井田真木子『プロレス少女伝説』)
・鍵もいらない形式だけの錠だが、それでも少しの足止めにはなるからだ。
(出典:牧野修『だからドロシー帰っておいで』)
・ここで足止めしなければ、逃走中の集落の人々が皆殺しにされてしまう。
(出典:鎌池和馬『とある魔術の禁書目録 第20巻』)
・それ以上に好都合なのは、楢本らが、野呂田という獲物を得たことによって、再度の足止めを余儀なくされることなのだ。
(出典:貴志祐介『クリムゾンの迷宮』)
足どめの意味②「足留め薬で染色のむらを防ぐこと。」
「足どめ」の二つ目の意味は「足留め薬で染色のむらを防ぐこと。」です。
布を染める際に使用される、薬品のことを「足留め薬」と呼ぶことがあります。
小説などでの具体的な使い方は下記の通り。
使い方・例文
・色むらになるのを防ぐため、足留め薬を使用する。
・足留め薬を使用して、染色の速度を遅くする。